OD調査
1~2週間前にOD調査とか言うものを依頼しますという圧着はがきが届きました。
”別途調査票を送付するので協力するように”というようなことが書かれていましたが、昨日封書が届きました。
![]() |
OD調査2025パッケージ |
そもそもOD調査調査とはなんぞや?!
「国土交通省 OD調査 2025」(公式サイト)
”※本調査は国土交通省において無作為に抽出した結果、調査対象として選ばれた方のみに調査票を送付させていただきます。全ての方に調査票が届くわけではございませんのでご了承ください。”
と書かれています。
う~ん、なんか面倒臭い調査の対象として無作為抽出されちゃったらしいです。
Google先生に確認した所
”OD(Origin-Destination)調査は、1928年(昭和3年)の「全国交通調査」に端を発し、その後、国土交通省が定期的に実施する「全国道路・街路交通情勢調査(旧:道路交通センサス)」の一部として、おおむね5年ごとに実施されています”
とのこと。
随分昔、私が生まれるずっと前から行われている調査らしいですが、免許を取ってクルマを所有するように生ってからウン十年、この調査依頼書が届いたのは初めてです。
OD調査パッケージ
封筒の中身です。
![]() |
OD調査協力依頼書 |
返信用封筒が同梱されていますが、インターネット回答ができるようになっていてログインIDとパスワードが記載されています。
スマホ用の二次元コードも印刷されています。
![]() |
世帯・自動車票 |
世帯の情報や所有しているクルマの情報を記入する用紙です。
この調査に何故”世帯年収”の記入が必要なのか理解できません。
”差し支えなければ”と書かれているので、この項目は答えなくても良いのでしょうね。
流動実態調査票というのが平日用2枚、休日用2枚入っています。
![]() |
流動実態調査票(平日) |
![]() |
流動実態調査票(平日) 裏面 |
![]() |
流動実態調査票(休日) |
![]() |
流動実態調査票(休日) 裏面 |
指定された2日(平日1日と休日1日)のクルマによる移動の内容を記入するようになっています。
![]() |
調査回答の手引書と返信用封筒 |
用紙に記入した場合はこの返信用封筒に入れて返送します。
まぁ、やるなら私はインターネットを使います。
それにしてもこんな調査、意味あるのでしょうか?
国勢調査のような必須調査ではないようですし、面倒臭いので調査対象日の2日はどこへもでかけなかったことにしておこうという選択も容易です。
OD調査の主な目的は
- 道路政策の基礎資料の収集:道路の計画、建設、管理に必要な基礎資料を得るために、全国の自動車の利用実態を把握します。
- 交通需要の把握と推計:人やモノが「いつ」「どこから」「どこへ」「なぜ」「どれくらい」移動したのか、その具体的な流れを明らかにし、将来の交通需要を推計するためのデータとします。
- OD表の作成:出発地と目的地の組み合わせによる交通流(人の流れ、物流の流れ)を表す「OD表」を作成し、交通の現状を分析します。
- 交通計画・街づくりへの活用:把握した交通実態は、公共交通機関の路線や運行ダイヤの最適化、都市の街づくり、観光振興など、様々な交通関連施策に活用されます。
道路の上、いたるところに大量に設置されているカメラの情報を活用すれば、格段に正確な情報を収集することができると思うのですが(良い悪いはべつにして)。
移動の始点と終点を網羅する調査ですが、例えば自宅を出て通勤で職場へ向かう途中にコンビニに立ち寄ったような場合、この”立ち寄り”は記入しないこととか、特定の目的地がなく複数の場所をドライブして立ち寄った場合は最も遠い場所だけを目的地として記入しろとか、何を知りたいのかイマイチ理解できません。
Googleマップのタイムラインから調査対象日の移動履歴を抽出して提出してもらうほうがよっぽど良い気もします。
まぁ、タイムラインを使っていない(位置情報を記録させていない)人も少なくないとは思いますけどね。
しかし、こんな全国調査にいったいどれくらい予算を割いて実施しているのか知りませんが、無駄な調査に金を使っているとしか思えません。
1928年(昭和3年)の「全国交通調査」に端を発する調査なんて、そもそも発想が時代遅れじゃないんですかね。
既得予算を消化するためのくだらない調査を続けるより、”ペダルの踏み間違え事故”とか”右折直進の衝突事故”とか”コンビニワープ”とか”横断歩道で止まらんマン”とかの対策検討にお金を使うほうが真っ当な税金の使い方ではないかと思うんですがね。
0 件のコメント:
コメントを投稿