リアプロテクションネットの取付穴を収納に活用する

2024/09/01

#DIY #イレクター #メタルジョイント #車中泊 #車内DIY #車内収納 #車内天井収納 #収納

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メタルジョイントHJ-4 Sでパイプを固定した

リアプロテクションネット


ワゴン系とかエステート系クルマのユーザーには馴染みのある装備ではないかと思います。
カーゴセクションと乗員セクションの間にネットを張ることにより、衝突などのアクシデントが発生した場合にカーゴの積載物が乗員の後部から襲いかかる減少を防ぐプロテクションネットという装備があります。

先代クロパサや先々代赤ボルにはリアシート背後にビルトインのラゲッジネットが装備されてたので、必要に応じて簡単に引き出したネット一体型のロッドを固定穴にはめ込むだけで容易に乗員保護の対策を取ることができました。

今のクルマではこれがオプション扱いになっていて、セパレーションネットという商品名で定価64,680円(税込み)というふざけた値段で販売されています。

マニュアルに記載されている絵はこんな感じです。

プロテクションネット装着の図
プロテクションネット装着の図

①ー①または②ー②にプロテクションネットを吊るすロッドをはめ込んでシート下のバーにストラップを引っ掛けてネットにテンションを与える方式のアクセサリーです。
後席を使用する場合は②ー②、後席を倒してラゲッジを広く使っている場合は①ー①にロッドを掛けてネットを張るという使い方です。

プロテクションネット
プロテクションネット

6万円オーバーの支出でこのプロテクションネットを購入して使用しているユーザーがどれだけいるのか定かではありませんが、自分は持っていません。
上部をロッドで固定して(①)、下部を2箇所ストラップで長さ調整して固定(③)するって面倒すぎません?

乗員を保護するためのネットを張るためのロッドを装着するポイントなので、この部分の強度はそれなりのものだろうと想像します。
活用しない手はない!
ロッドをはめ込むフック穴を活用して天井収納エリアを拡張することにしました。


後席後部のロッド用穴


ロッド用の穴は前掲のマニュアル図通り前後に2箇所、左右にあるので全部で4箇所あります。
後席後部側はロッド用の穴とその周辺のプラスチックカバーを止めるネジ穴が開いています。

リアシート後部のロッド用穴
リアシート後部のロッド用穴

こちらは蓋と内部のプラスチックパーツを取り外した写真です。

下側のひょうたんの頭がよじれて上下反転したような形をした穴がプロテクションロッド用の穴です。
上の方にあるプラスチックパーツを固定していたネジ穴2つは真下を向いています。

こちらはロッド用の穴は使用せず、ネジ穴にイレクターのメタルジョイントHJ-1 S」を2個取り付けました。

イレクターのメタルジョイントHJ-1 Sを取り付けた
イレクターのメタルジョイントHJ-1 Sを取り付けた

このジョイントには専用のM6サイズのネジとボルトが付いているのですが、ジョイントキッチリサイズで上のネジ穴まで届かないため、少し長めのM6ネジを購入して取り付けています。


イレクターパイプ2本で左右をつなぐ
イレクターパイプ2本で左右をつなぐ

パイプを2本にしたのはネジ穴が2つあったことと、強度を稼げるだろうという判断です。
ぶら下がっているネットは手持ちのモノをちょっと着けてみたもので、ゴム製で千切れそうなので別途しっかりしたネットを取り付ける予定です。


後席前部のロッド用穴


リアシートを倒したときに使用する後席前側は内部にプラスチックパーツがなく、ロッド用の穴しか開いていません。

リアシート側のロッド用穴
リアシート側のロッド用穴

※すでにM8のボルトを取り付けた状態です

ロッド穴のくびれの部分を通り抜けて下側の穴に落ち着くサイズとしてM8ボルトを使用しました。
最初試しにM10のボルトを2本セットで買ってきたのですが、くびれ部分に引っかかってしまい、下側の穴まで下りませんでした。
ボルトの長さは45mmを選択しましたが40mmでも良かったかなと思います。
M8-18mmのワッシャで穴の両側を挟んでばね座金M8のナットで固定したのが上の写真です。

30mmのパイプをワッシャとナットで固定
30mmのパイプをワッシャとナットで固定

30mmにカットしたイレクターパイプをはめ、26mmのM8用ワッシャを当ててM8ナットで固定しました。
メタルジョイント「HJ-4 S」でパイプを挟むため、ワッシャはパイプの経に収まってはみ出さないよう注意しました。
こうすることでフックなどを使うより強固にパイプを固定することができます。

取り付けた短いパイプにイレクターのメタルジョイント「HJ-4 S」を使い、985mmにカットしたイレクターパイプを固定して左右をつなぐロッドとしました。

イレクターパイプを985mmにカット
イレクターパイプを985mmにカット

サイズは現物合わせです。
990mmでも大丈夫そうでした。


メタルジョイント「HJ-4 S」の取り付け
メタルジョイント「HJ-4 S」の取り付け

HJ-4 S」で挟み込みます。


メタルジョイントHJ-4 Sでパイプを固定した
メタルジョイントHJ-4 Sでパイプを固定した

このジョイントはイレクターパイプを十字に接続するためのものですが、直行する穴は今のところ未使用です。
そのままパイプを通すとアシストグリップやBピラー上部の出っ張りにぶつかりそうなので、どう活用するか思案中です。
ただ、もともとパイプを通す前提のジョイントなので、未使用の場合でも短くカットしたパイプを挟んで固定しておく方が良いかもしれません。

サイドエアバッグのクリアランスを考慮しなくてはいけないので、直下になにか取り付けるのは避けないといけないですね。


メタルジョイントHJ-4 Sでパイプを固定した
メタルジョイントHJ-4 Sでパイプを固定した

使用しないときのための目隠し蓋が開きっぱの状態になるため、取り外すか残すか悩んだのですが、とりあえず放置しました。


左右を繋いだパイプを下から撮ったもの
左右を繋いだパイプを下から撮ったもの

ルーフライトの少し上を通っています。

ロッド穴の目隠しカバーは単一パーツを使用しているため、左右で蓋の開く向きが逆になっています。
重箱の隅をつつくようですが、前開きか後ろ開きかどっちかに統一したほうがロッド使っているときの見た目が良いと思うんですがね。
ちなみに前掲のマニュアル図では両方とも前開きの絵になっていますが嘘っぱちです。

わりと強度はあるようで、軽く懸垂ができます。
やりませんけど・・・

さてこれで天井に3本のロッドを渡すことができました。
本当はAピラーとDピラーの上側にそれぞれもう1本欲しいところです。
カーテンレールとか天井収納ネットとかUSBファンとかテレビとか色々固定するのに活用できそうです。

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