リアプロテクションネット
ワゴン系とかエステート系のクルマのユーザーには馴染みのある装備ではないかと思います。
カーゴセクションと乗員セクションの間にネットを張ることにより、衝突などのアクシデントが発生した場合にカーゴの積載物が乗員の後部から襲いかかる減少を防ぐプロテクションネットという装備があります。
先代クロパサや先々代赤ボルにはリアシート背後にビルトインのラゲッジネットが装備されてたので、必要に応じて簡単に引き出したネット一体型のロッドを固定穴にはめ込むだけで容易に乗員保護の対策を取ることができました。
今のクルマではこれがオプション扱いになっていて、セパレーションネットという商品名で定価64,680円(税込み)というふざけた値段で販売されています。
マニュアルに記載されている絵はこんな感じです。
プロテクションネット装着の図 |
①ー①または②ー②にプロテクションネットを吊るすロッドをはめ込んでシート下のバーにストラップを引っ掛けてネットにテンションを与える方式のアクセサリーです。
後席を使用する場合は②ー②、後席を倒してラゲッジを広く使っている場合は①ー①にロッドを掛けてネットを張るという使い方です。
こちらは蓋と内部のプラスチックパーツを取り外した写真です。
上部をロッドで固定して(①)、下部を2箇所ストラップで長さ調整して固定(③)するって面倒すぎません?
乗員を保護するためのネットを張るためのロッドを装着するポイントなので、この部分の強度はそれなりのものだろうと想像します。
活用しない手はない!
ロッドをはめ込むフック穴を活用して天井収納エリアを拡張することにしました。
後席後部のロッド用穴
ロッド用の穴は前掲のマニュアル図通り前後に2箇所、左右にあるので全部で4箇所あります。
後席後部側はロッド用の穴とその周辺のプラスチックカバーを止めるネジ穴が開いています。
リアシート後部のロッド用穴 |
こちらは蓋と内部のプラスチックパーツを取り外した写真です。
下側のひょうたんの頭がよじれて上下反転したような形をした穴がプロテクションロッド用の穴です。
上の方にあるプラスチックパーツを固定していたネジ穴2つは真下を向いています。
こちらはロッド用の穴は使用せず、ネジ穴にイレクターのメタルジョイント「HJ-1 S」を2個取り付けました。
イレクターのメタルジョイントHJ-1 Sを取り付けた |
このジョイントには専用のM6サイズのネジとボルトが付いているのですが、ジョイントキッチリサイズで上のネジ穴まで届かないため、少し長めのM6ネジを購入して取り付けています。
ぶら下がっているネットは手持ちのモノをちょっと着けてみたもので、ゴム製で千切れそうなので別途しっかりしたネットを取り付ける予定です。
※すでにM8のボルトを取り付けた状態です
後席前部のロッド用穴
リアシートを倒したときに使用する後席前側は内部にプラスチックパーツがなく、ロッド用の穴しか開いていません。
リアシート側のロッド用穴 |
※すでにM8のボルトを取り付けた状態です
ロッド穴のくびれの部分を通り抜けて下側の穴に落ち着くサイズとしてM8ボルトを使用しました。
最初試しにM10のボルトを2本セットで買ってきたのですが、くびれ部分に引っかかってしまい、下側の穴まで下りませんでした。
ボルトの長さは45mmを選択しましたが40mmでも良かったかなと思います。
M8-18mmのワッシャで穴の両側を挟んでばね座金とM8のナットで固定したのが上の写真です。
30mmのパイプをワッシャとナットで固定 |
メタルジョイント「HJ-4 S」でパイプを挟むため、ワッシャはパイプの経に収まってはみ出さないよう注意しました。
こうすることでフックなどを使うより強固にパイプを固定することができます。
取り付けた短いパイプにイレクターのメタルジョイント「HJ-4 S」を使い、985mmにカットしたイレクターパイプを固定して左右をつなぐロッドとしました。
イレクターパイプを985mmにカット |
サイズは現物合わせです。
990mmでも大丈夫そうでした。
「HJ-4 S」で挟み込みます。
メタルジョイントHJ-4 Sでパイプを固定した |
このジョイントはイレクターパイプを十字に接続するためのものですが、直行する穴は今のところ未使用です。
そのままパイプを通すとアシストグリップやBピラー上部の出っ張りにぶつかりそうなので、どう活用するか思案中です。
ただ、もともとパイプを通す前提のジョイントなので、未使用の場合でも短くカットしたパイプを挟んで固定しておく方が良いかもしれません。
サイドエアバッグのクリアランスを考慮しなくてはいけないので、直下になにか取り付けるのは避けないといけないですね。
メタルジョイントHJ-4 Sでパイプを固定した |
使用しないときのための目隠し蓋が開きっぱの状態になるため、取り外すか残すか悩んだのですが、とりあえず放置しました。
ロッド穴の目隠しカバーは単一パーツを使用しているため、左右で蓋の開く向きが逆になっています。
重箱の隅をつつくようですが、前開きか後ろ開きかどっちかに統一したほうがロッド使っているときの見た目が良いと思うんですがね。
ちなみに前掲のマニュアル図では両方とも前開きの絵になっていますが嘘っぱちです。
わりと強度はあるようで、軽く懸垂ができます。
やりませんけど・・・
さてこれで天井に3本のロッドを渡すことができました。
本当はAピラーとDピラーの上側にそれぞれもう1本欲しいところです。
カーテンレールとか天井収納ネットとかUSBファンとかテレビとか色々固定するのに活用できそうです。
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2 件のコメント:
こんにちは。car wazz worksです。
続けてアップされていたので楽しく拝見させていただきました。
SUVは居住空間が確保されている分、工夫次第で色々なことが
できるのですねえ。ネットの取り付け穴なんてスポーツモデルに
無いものがあってこれを活用して作っちゃうあたりが素晴らしい!
私の車はセンタートンネルがあるのでケーブル隠れますし
センターピラー等に無駄なカバーが付いているので
カバー剥がすとケーブル隠すぐらいの空間が確保できますが
2by2ですから車中泊はおろか4人乗車でさえとんでもない
苦痛を伴いますので広い車って色々可能性広がって羨ましいです。
とても真似できるような車では無いのですが
扇風機は参考にしてつけてみようかと考えています。
というのも高速のSAでエンジンかけてエアコンつけていると
マフラーの音が堅気の方に迷惑がかかるので暑くても
我慢していることが多々ありまして(苦笑
ではではこれから良い季節になってきたので
楽しい車中泊をお楽しみください。
car wazz works さん、いつもどうもです!!
自分、昔はTE71やAE86を愛用していたのでスポーツモデル大好きです。
できればスポーツ&ユーティリティーの両方を所有したいところですが一択な現状ではやむを得ません。
自分も道の駅やSA、自宅では堅気の方に気を使ってエンジンはなるべく切るようにしています。
爆音ではないですがしっかりディーゼル音なのでなかなか迷惑かなと。
USBファンはオススメです。
プロ級アイテムをたくさんお持ちのcar wazz worksさんのお仕事には到底かないませんが、地道に快適車中泊目指して励みたいと思います。
またよろしくお願いします。
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