異例とも思えるILCE-7RM5のアップデート
現在使用中のソニーのデジタル一眼カメラ「ILCE-7RM5」の新しいファームウェアがリリースされました。
バージョン番号は3.00です。
今回のアップデート内容は以下のとおりです。
大項目が14もあるのがなんとも驚きです。
しかもスマホ転送中の撮影継続とかフォルダー毎の保存ファイル枚数など基本的な機能に関するアップデートが多く含まれているのがとても嬉しいです。
すぐに全部のアップデート内容を確認することはできませんが、これほど充実したアップデートは今までには無かったことです。
そもそもVer.3.00というアップデートバージョン番号自体、”ホンマかいな?!”という印象です。
過去機種のアップデート
”ちなみに”な情報ですが、過去に所有したSONYのデジタル一眼カメラ機種のアップデート状況を簡単にまとめてみました。
製品名 | バージョン | アップデート内容 |
---|---|---|
ILCA-77M2 | Ver. 2.00 |
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ILCE-7RM4 | Ver. 1.10 |
|
Ver. 1.20 |
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”動作安定性向上”というのはおそらくマイナーバグフィックスなんだろうと想像します。
内容的には目立った機能の向上に関する項目はありません。
まぁ、言ってしまえば”とりあえずバージョンアップ版ファーム出したからね”という感じのリリースで、カメラの機能的な性能アップは期待度ゼロのアップデートでした。
1回または2回のアップデートで機種ライフサイクルを終了していて、当該機種をもっと良くして末永く使ってもらおうという気持ちは微塵も感じられません。
以前、とあるカメラ情報サイトで”ソニーのカメラは売りっぱなしでファームウェアのバージョンアップが殆ど無い”というユーザーコメントを見かけて、膝を叩いて”その通りだっ!”と思わず大きな声を口に出した記憶があります。
上記の表はこれを裏付けるような内容です。
今回、14項目にも及ぶ(適切な分類かどうかは別として)更新のファームウェアをリリースしたことは大いに評価したいと思います。
もはやデジカメは情報機器端末であって、ファームウェアのバージョンアップによって今までには考えられなかったような新しい機能を追加したり、機能アップしたりすることが可能になっています。
リリース時点で最善のハードウェアによる機種機能をリリースしているならば、ファームウェアの更新による機能性の向上というのは大いに期待できる対応です。
やるかやらないかはメーカーの姿勢であって、今までのソニーはその姿勢が極めて消極的であったと言わざるを得ません。
今回のバージョンアップで、ソフトウェアのチカラを見せてくれるような方向性の転換を少し感じています。
成熟したハードウェアのファームウェアブラッシュアップは、ユーザーにとってはとても嬉しいことです。
新しいハードウェアのリリースにだけ注力するのではなく、現行販売機種のハードウェア性能の限界まで追い詰めるようなファームウェアを今後もどんどんリリースして欲しいです。
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