EcoFlowの走行充電システム Alternator Charger
6月4日にEcoFlowのAlternator Chargerについて
”800Wでの走行充電はとても魅力的ですが、コスパ的には「ありよりのなし」ですかね”
と書きました。
定価は88,000円、クーポンを使ってもなお6万円を超える値段はとても買い易い商品では無かったからです。
その後、手持ちのBESTEK製300Wパワーインバーターを始め、ある程度高い出力容量が望めるDC-ACインバーターについて色々調べてみました。
まず手元のBESTEK製300Wパワーインバーターは矩形波でDELTA2の充電には使えなさそうだということが判明しました。
そもそも、DELTA2のAC充電は最低入力が500Wまでしか設定できないため300Wのインバーターは論外でした。
そもそも、DELTA2のAC充電は最低入力が500Wまでしか設定できないため300Wのインバーターは論外でした。
それにシガーソケットからの入力ではなくバッテリーから直接電源を取らない限り、300Wに近い出力を得ることはできません。
兎にも角にも、現状のシガーソケットからだと最大でも100Wでしか充電できません。
走行中にポータブル冷蔵庫を使用するとそれだけで40W前後消費するため、実質60W程度でしか充電できず、単純計算でDELTA2の残量が50%の状態からフル充電するのに10時間前後かかります。
夜間は冷蔵庫の電源を切ってクーラーボックス的使い方をしても数日でDELTA2の電気が底をつくのは目に見えています。
比較的短い走行時間でも効率よくDELTA2の充電が行えるためには、やっぱり500W程度の出力が欲しいところです。
そうなると最低でも定格800W~1000W程度のインバーターが必要で、信頼性やユーザー評価が高い製品は数万円することがわかりました。
俄然、”Alternator Chargerもありかな?”と思うようになりました。
配線を考える
問題は配線です。
Alternator Chargerの購入に気持ちが傾きつつ、配線について調べてみました。
愛車プジョーリフターのボンネットを開けエンジンルームを前から右から左からいくら覗き込んでもバルクヘッドすらほとんど見えないほど機材びっしりな狭小エンジンルームです。
ネット検索の結果、どうやらバッテリーを車体から取り外すとその奥に既存配線を通しているグロメットがあるらしいのですが、その傍にはブレーキマスターシリンダーやブレーキフルードタンクもあります。
プジョー・リフターバッテリー周辺 |
バッテリー横には充電制御機器と思しき物体が付いていますし、フロントワイパーが取り付けられている部分がヒサシのようにエンジンルームにせり出していて、バッテリーのマイナス端子を簡単に外すことすら難しく見えます。
多分端子を外してもバッテリーを真上に持ち上げることはできないのでちょっと持ち上げつつ手前に引っ張り出すとか、かなり構造を熟知していないと絶対にやらかしそうな雰囲気です。
そんなわけで、ディーラーに”バッ直したいんだけど作業をお願いできる?”と聞いてみました。
やはりバッテリーを外して、現在あるグロメットに別途穴を開けて通すことになり、おそらく1時間~2時間”でできるだろう、とのことでした。
そんなわけで設置の目処もたったため、EcoFlowのAlternator Chargerの購入に踏み切りました。
AlternatorCharger購入
AmazonのEcoFlowストアで購入しました。
本家から購入しなかった理由は、本家の発送予定が8月上旬と表示されていたのに対し、Amazonでは7月中に配送予定になっていたためです。
8月1日からちょっとロングドライブする予定でした。
24日に注文して28日に届きました。
EcoFlowのAlternator Charger |
EcoFlowのAlternator Charger開封 |
EcoFlowのAlternator Charger ケーブル類 |
想像以上にケーブルが太いのにびっくりです。
端子も、よくあるフェライトコア的な円柱の物体もとにかくでかい。
どう覗き込んでもやっぱり貫通箇所をみることはできません。
電源ケーブルのサイズはこんな感じです。
AlternatorCharger電源ケーブル1 |
AlternatorCharger電源ケーブル2 |
バルクヘッド貫通配線
ディーラーにはとにかくケーブルをバルクヘッド貫通してくれるようお願いしました。
持っていったケーブルを担当者に見せると流石に
”えぇぇっ? 太いですねー”
という感じで、
”頑張ってみますけど最悪無理かもしれません”
と言われてしまいました。
それでもクルマを預けて3時間後に取り付け完了の電話が来ました。
工賃は1時間分で1万円(税込み11,000円)でした。
バルクヘッド貫通 |
どう覗き込んでもやっぱり貫通箇所をみることはできません。
バルクヘッド貫通2 |
スマホを差し込んで写真を撮ってみても全然無理でした。
室内側 |
室内側は助手席足元上部からケーブルが垂れ下がった状態です。
バッ直配線
バッテリーへの配線とアースは自分でやりました。
バッテリープラス端子の配線 |
バッテリープラス端子は赤いキャップのレバーを持ち上げるとパカッと端子が外れる形式で、リングターミナルを取り付けられるようなネジも穴もありません。
そこで端子の金属部分にドリルでM6の穴を開けてボルト固定しました。
バッ直配線 |
マイナス端子はディーラー担当者にここが良いでしょうと教えてもらったポイントを使用しました。
Alternator Chargerの取説に、マイナスケーブルはバッテリーのマイナス端子からではなく、ボディーアースに接続するようにと書いてあります。
ディーラー担当者は”充電制御が動作に影響するのかもしれないですね”と言っていました。
無事バッ直配線完了です。
良かった、ヨカッタ・・・
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