電源の重要性
今更敢えて書くことでもないですが、車中泊をするにあたっていちばん大事なのは電源の確保です。
我が家の愛車には、快適装備の最右翼であるポータブルクーラーは装備していませんが、冷蔵庫、電気ポット、電子レンジ、テレビなどを積み込んでロングドライブに出かけますので、電源には気を使います。
「EcoFlow Alternator Charger 走行充電システム購入」に書いた通り、EcoFlowの走行充電システム Alternator Charger を導入しました。通常は車中泊地点に到着するまでの走行中に充電を行うことで、到着時にポータブル電源を満タンにしておくことができます。
またエンジンがかかっていれば停車中のアイドリング状態でも最大800WでDELTA2に電力供給ができるので、最悪でも1時間30分程度エンジンをかけておけば空っぽ状態のDELTA2を満タンにすることができます。車中泊モードへ移行後、夜間にエンジンをかけっぱなしにすることは他の車中泊の皆さんに迷惑をかけますので、できる限り走行中に100%充電になるよう心がけています。
また最近、日向灘や神奈川県西部での大きな地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発令など地震災害の危険度が高まっています。我が家の近くにも静岡構造線断層帯の一部で松本〜塩尻間に17km続く牛伏寺(ごふくじ)断層という活断層があり、2011年の東日本大震災の年にはこの断層周辺で震度5強の地震が発生しました。
車中泊だけではなく、万が一の災害に備えて必要最低限の生活を確保するための電源整備はしておかなければと考えています。
外部電源の引き込み
クルマに燃料があってエンジンがかけられる状況にあれば、EcoFlowのAlternator Chargerによってクルマが発電機として機能し、最大1,500Wを出力できるDELTA2に給電することで、家にあるほとんどの家電製品が使用可能です。
とはいえそこは電気製品。いざというときにAlternator ChargerやDELTA2が正常に機能しないことも考慮しておかなければなりません。特にロングドライブ中にこれらの装備に何らかの故障が発生した場合、それ以降の予定を切り上げて帰宅しなければならなくなるかもしれません。そんな場合に備えて、バックアップ電源の確保として外部電源の引込配線の追加を行いました。
いざとなれば、電源供給可能なRVパークなどに駆け込んで、外部電源供給で一夜をやり過ごすことも可能になります。
部品調達
購入したパーツ類はこんな感じです。
電源引込部分のコネクターは七星科学研究所のNRW-202-PF8、NRW-202-RM、NRW-20-RCa・1です。これはよくキャンピングカーなどの後部バンパー等に取り付けられているのを見かけますが、樹脂製タイプのものでIP67相当の防塵防水性があります。
その他、未来工業のユニバーサルボックス、ダイソーの強力磁石、ネジ類、グロメットなどです。あと写っていませんが外部に露出する配線の保護目的でコルゲートチューブや車内配線用の1,500W/15Aの3m電源ケーブル(黒)も用意しました。
外部コンセントにつなぐケーブルとしてNICOH ソフト延長コード 10m 15Aを選択しました。太いですがとてもしなやかなケーブルで、コンパクトに纏めることができます。RVパークやオートキャンプ場の電源からの給電を想定しているので10mもあれば十分でしょう。DELTA2は最大1,200W充電が行えるため15A의容量とし、絶対に外し忘れがないよう一番目立つ黄色をチョイスしました。
差込口が3口付いているのですが、この部分はコードを15cmほど残してカットしました。
配線
室内ラゲッジルームのサイドパネルを剥がして取り込み口を探したのですが、なかなか適当な場所が見つからず、最終的に配線を通すことにしたのはこちら。
何ていうんでしょうね。バンパー奥の室内側一番手前をカバーするプレートで、こいつを剥がすといくつか穴が開いていました。そのうち左側にある横長の穴はプレート側の突起を受け止めてプレート自体が動かないようにするための穴ではないかと思われますが、覗き込んでみると少しだけ地面が見えていてケーブルを通すことができそうでした。
コネクターの場所
コネクターの設置場所ですが、リアバンパーに穴を開けることは躊躇しました。目に見える場所なので、万が一失敗した場合にリカバリーが困難なのが一番の理由です。
そこで考えたのが、未来工業のユニバーサルボックスに七星科学研究所のNRWレセプタクルを取り付けることです。ユニバーサルボックス自体は強力磁石で車体下の鉄板部分に貼り付けておき、必要に応じて引き出して使う方法です。
そして最終的に出来上がったのがこんな形です。コネクター類のはんだ付けやユニバーサルボックスのドリル穴あけなどの工作は、夢中になっていたため写真を撮り忘れたので割愛します。
ユニバーサルボックスが宙ぶらりんになっていますが使用時はこのようになり、非使用時は磁石でボディにくっつけます。ユニバーサルボックスから車内取り込み口までのケーブルはコルゲートチューブでカバーし、取り込み口にはゴムのグロメットを取り付けてケーブルが擦れて破損しないよう配慮しました。
ユニバーサルボックスからバンパー奥に向かって伸びているケーブルに白い結束バンドが1本付いていますが、これは悪路や段差などを越えるときの大きな振動にダイソー強力磁石の磁力が負けて、ユニバーサルボックスが車体から離れてしまってもブランブランしないようにというおまじないです。ユニバーサルボックスが磁石でボディに張り付いているときはユルユルしているので、ケーブルなどに擦れなどは発生しません。これがない状態でもユニバーサルボックスが地面に届くことはない長さになっていますが、ぶら下がってブラブラしているのが後続車から見えてしまうとみっともないかなぁと思った次第です。
バンパー下から覗き込むとこんな感じで、ボディの金属部分に磁石でくっついています。
DELTA2を最大入力の1,200Wで無事充電できることを確認しました。
NICOH ソフト延長コード 10m 15Aから切り落とした3口の差込口ケーブル(15cm)にオスのコンセントを取り付けて、3口のショート電源ケーブルも作りました。DELTA2に不具合があったとしても、車内に引き込んだメスのコンセントにこのケーブルを差し込めば、冷蔵庫、電気ポット、電子レンジなどの電気製品を使うことができます。
電源に不安を抱くことなく安心してロングドライブができるようになりました。万が一の災害時には、生きた電源コンセントを確保することができれば一定のQOL(生活の質)を維持することができそうです。あとはできるだけ燃料残が半分以下にならないように気を配ることでしょうか。
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