サンキューハザードに関する記事


”「サンキューハザード」は推奨できないというのが、日本の自動車ユーザーを代表する団体といえるJAFの見解となっている”
と書かれている。

JAFのサイトで”サンキューハザード”を検索しても、このような意見を表明する直接的な記述は見当たらない。

”JAFの見解”と記するなら、その見解の記述リンクをしっかり提示すべきだろう。
”JAFがそう言ってるらしいよ”というただの権威付けな感じがする。

そもそもJAFが日本の自動車ユーザーを代表する団体なのかという疑問もある。
ちなみに自分は免許を持ってうん十年、JAFなるものに入会したことは一度も無い。


サンキューハザード
サンキューハザード

そのうえで

自分はサンキューハザードというものを殆どやらない。
何故か。
そういう世代だからだろうか。

”ハザード”というのは何らの異常なり危険な状態を他に知らせるものであって、”ありがとう”という意味で使用することには違和感がある。

ハザード(Wikipedia)

子供の頃、親父に教わった。
”クルマを走らせている時、何かトラブルがあって路肩にクルマを停めなきゃいけないことがある。
そういうときには、ハザードを焚いて(ハザードを”たく”という言い方をした)後方から来る車に知らせるんだ。後ろを走るクルマがぶつかってきたりしたら大変だからな。”

いつ、誰が始めたのか知らないが、
”ありがとう” チッカチッカ
やめたほうが良いと自分は思っている。

もし万が一

相棒とクルマに乗っていて、もし万が一、自分が運転中に意識を失うなど何か起きた場合どうするかという話をときどきしている。
  • とにかくハザードを点滅させる
  • ギアをシフトダウンする(リフターはパドルでシフトダウンしてももとに戻る!)
  • ハンドルを左にゆっくり切る
  • スピードが落ちなければサイドブレーキゆっくり引く(最近のクルマは電動ブレーキなので難しいが)
最低限これはやるように伝えている。
フロントウォークスルーではないので、いきなりフットブレーキを踏めと言っても無理なのだが、できることならフットブレーキも踏んで欲しいと言っている。

いつ何時、そういう状況になるかわからない。


ハザードが点滅した時、

”あのクルマは何かトラブルが起きている。注意しよう!”

単純にそういう判断ができるようにしておくほうが安全だ。


”ありがとう”だったり、”ちょっと停車します”だったり、”異常が発生しています”だったり、全く違う意味で色々に使われるのは良くない。


前述の記事に戻ると
”その意味では、渋滞の末尾に近づいたときに後続車にそれを知らせる手法としてハザードランプを使うというのも見直すべきだろう。(中略)後続車へのアピールとしてはブレーキペダルを数回にわけて踏むポンピングのほうが伝わりやすいし、誤解も招きづらい。”
とあるが、これはどうだろう。

トンネル内事故とか渋滞とかに際して電光掲示板などで”ハザードを点滅させて後続車に知らせてください”的な表示が出るのを何度も見たことがある。
このシチュエーションでのハザードは何も問題がないと思うがどうだろう。

むしろ、ポンピングブレーキなんて、今どきパカパカブレーキを踏む(ACCをも含めて)クルマが多い。
ドライバーの力量によってには頻繁にブレーキを踏むケースがあり、後続車に対する何の意思表示にもならないと思っている。
ハザードは意識して押すものであり、そこには明確な意志がある。
ほとんど反射的に無意識に踏むブレーキと一緒にするような性質のものではないはずだ。

造語や新語があってはいけない、共通言語が厳格に求められるドライビングでは、時代に合わせた変化などあってはいけないと思う。

譲り合い

脇道から合流したがっているドライバーに道を譲った後に違和感を感じた事は無いだろうか。
出てきたそうなクルマを見かけると、1台分空けて入れるようにしてあげる。
前方のクルマが動き出した時、道を譲ってあげたそのクルマのドライバーはこちらを見るこもなく、平然と進行方向を向いて発進していく。

”なんだこいつ!”
と思うこともあるのだが、車線に入った後おもむろに、チッカンチッカン!

はぁ~とため息をつく。

なぜ、道を譲ってくれたドライバーの方にチョット顔を向けて手を上げたり会釈をしたりが出来ないのだろう。
入れてもらったことがさも当たり前のような顔をして平然と侵入しながらハザードだけ点滅させておく。
これはもうドライバー同士のコミュニケーションを放棄している態度だ。

ハザードなんか点滅させなくていいから、ちょっと手を上げるとか、頭を下げるとか出来ないもんだろうか。

例えば街なかで、エレベーターの扉の前で”お先にどうぞ”と手を差し出して先を譲ったら、何も言わずに平然とエレベーターに入り込み、こちらの顔を見るでもなくエラベーターに乗り込み、前方を向いたまま”サンキュー”って言っているようなものだ。
ムカっときませんか、そういう態度されたら。

自分は、道を譲ってもらったときは相手の顔をみて頭を下げ、手を上げる。
車線に合流したら、左手をしばらく上げて”ありがとう”の意思表示をするようにしている。
余裕があるときは窓を空けて右手を差し出し手の甲を相手に向けて上げる。

峠の下り道などで路肩に寄って道を譲ってもらったりするととても嬉しくて、横を通過するときに頭を下げながら手を上げて手のひらを大きく広げて感謝の意を示す。

まぁ、相手に”ありがとう”の意思が伝わるかどうかはわかりませんけどね。


ハザードはデジタル時代の絵文字コミュニケーションに似ているかもしれない。
面と向かってアリガトウとは言わないけど、後になってLINEの絵文字で”サンキュー”という大きな絵文字を送るみたいな。

その場でちゃんと顔を向けて笑顔を見せるとか、会釈をするとか、手を上げるとか、もっとアナログなコミュニケーションをしたらどうだろうか。

※なんだか知らないけど、だいぶ昔のブログの”である”調になってました。
 何か、溜まってる?









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