ThinkPadからトラックポイントが消えた

消えた赤い帽子のスティック 

1月8日のインプレス社PCWatchの記事にちょっと驚きました。

それでもThinkPadと呼ぶ。赤ぽっちを卒業した「ThinkPad X9」登場

IBMが製造していた初期からThinkPadと言えば、キーボードの「G」「H」「B」の真ん中にちょこんと生えた赤い帽子のスティックがシンボルで、これが無くなるとは考えてもいませんでした。

Lenovoのサイトを確認してみたら、確かにX9というモデルは赤帽子スティックがありません。

LenovoのX9製品サイト

長らくソフトウェア業界の片隅で仕事をしてきた中で、いつも身近に熱烈なThinkPad信者が複数いました。
会社が推奨するノートPCを嫌い、あえて色々と理由を付けて高いThinkPadの稟議を通して使っていた兵を何人も見ています。
そして、彼らはとても器用に赤帽子のトラックポイントとタッチパッド上側にある特立したマウスボタンを使いこなしていました。

我が家のThinkPad

もともとは相棒用に購入したものですが、今となっては非力なAMDのモバイルCPU搭載機でメモリは8GBしかないため、Windows11への移行の道は閉ざされています。
オリジナルはWindows7モデルでしたが、今はWindows10までアップグレードしたものを私のサブ機として時々使っています。
Webやメール、ポートフォリオの確認くらいはまだ普通に使えています。


２台めは現在相棒が使っているThinkPad E480です。


こちらは５年くらい使っているはずですが、まだ現役で相棒のメインマシンです。

２台共ハードディスクはSSDに換装しています。

どちらもキーボードの真ん中に赤帽子が鎮座しています。

ThinkPadを選んだ理由

現行モデルは触ったことがないのでわかりませんが、上記２台のPCを購入した当時、ThinkPadのキーボードの打感に勝るPCは皆無で、この打感の良さからPCはThinkPad一択でした。
これはまだこんなノートパソコンがない時代、TSS端末とかIBM-5550などビジネスコンピューターの頃からのIBMのこだわりが詰まったキーボードの構造を引き継いでいます。
ファーストタッチは少し軽く、押し始めると抵抗が増し、更に押すとスコッと抜けるような感触です。
硬すぎず柔らかすぎず、キートップがガチャつかない（ブレがない）ので、タイピング疲れを感じることがありません。
ただこれは人に依るようで、ThinkPadのキーボードは硬いという人がいることも知っています。

そんなこだわりのキーボドの中央左寄りにピョコンと飛び出した赤いトラックポイントはThinkPadの象徴だったので、非搭載モデルが出てきたというニュースに驚いた次第です。
あれがあってのThinkPadだとずっと思っていましたから。

とか言いつつ、私はトラックポイントが好きではないのでほとんど使いません。

Logicool K-810

ロジクールのBluetoothキーボード K-810です。

2014年の5月購入なのでかれこれ11年近く使っています。

Logicool K-810　購入履歴

既に廃番になっていて、新品で購入することは出来ません。
8,600円くらいでした。

テンキー無しのコンパクトキーボードで、ThinkPadのキーボードより少し強めで浅い打感ですが、お気に入りの逸品です。
業界ではハッピー ハッキング キーボードの崇拝者が少なくありませんが、私は少しカチャカチャ感があって好きではありません。

流石に内蔵バッテリーの消耗が進んでいるようで、以前は1度充電すると1ヶ月以上使えていましたが、最近は1週間程度で要充電になってしまい、少し気になっています。
最近のロジクールのキーボードはフニャフニャだったりカチャカチャだったりで、K-810に取って代わるような製品がありません。
6年ほど前に職場で使おうとしてK375sを買ったのですが、どうにも打感が悪くて1日使い続けるのが苦痛だったため、K-810を職場に持っていって使い、K375sは自宅用にしたりしていました。

キーボードやマウスは変な意識や気を使うこと無くサクサク使えないとストレスが溜まります。
K-810のバッテリーが昇天しないうちに次期候補を探し出さねばと思う今日このごろです。

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