気になった記事
Yahooニュースが配信していた”くるまのニュース”さんの記事。
”突然「バッテリー上がりました…」 いやいや「使用者の義務」サボってたでしょ! 「クルマユーザー」が“やらなきゃいけない”「日常点検」見るべきポイントは?”
道交法で規定されているユーザーの義務行為ですから、やるべきことであるということは重々理解しています。
![]() |
クルマの点検・整備 |
”大まかに分けると、「エンジンルーム:5項目」「クルマまわり:4項目」「運転席:6項目」の計15項目”
やっている人どれだけいるでしょうか。
エンジンルーム
エンジンルームの5項目については「ウィンドウウォッシャー液の量」「ブレーキ液の量」「バッテリー液の量」「冷却水の量」「エンジンオイルの量」の5つが上げられています。
ウィンドウウォッシャー液については、私の車は満タンか否かしか確認できません。
ウォッシャー液投入口と10それに続く10cmくらいのパイプは見えますが、その先はフェンダー方面に入り込んでいて、ウォッシャータンクの所在すら見たことがありません。
遠出するときなどは定期的に補充するようにしていますが、切らしてホームセンターに駆け込んだこともあります。
応急処置的に水道水を流し込んでもいいのであまり気にしていません。
ブレーキ液の量はバッテリーのメンテナンスでボンネットを開けたときは一応確認しますが、30年以上クルマに乗っていて補充が必要なほどブレーキ液が減ったということは一度もありません。
たいてい車検ごとに交換してもらうのでほとんど自己メンテフリーです。
バッテリー液は、今どきのバッテリーはメンテナンスフリーで液量なんて見ることできないんじゃないですかね。
先代のクロパサも先々代の赤ボルもMFバッテリーでしたから、30年くらいバッテリー液の補充なんてしたことはありません。
昭和時代のクルマは電解液ボトルとか買ってきて注入したことがありますけどね。
冷却水もバッテリーメンテナンスのときには確認しています。
我が家のカーポートはインターロックを敷いてあり、オイルやその他の液体が漏れればすぐに気がつきます。
エンジンオイルもレベルゲージを抜いて確認することは殆ど無いですね。
色だけ見てもシロウトには劣化状態までわかりませんし、指にとって粘度確認っていってもまぁこれもわかりません。
大体年イチの定期点検で交換しますし、今の車はディーゼルなので半年に1回は交換しています。
オイルが漏れるミニに載っていたときは結構気を使いましたけどね。
クルマのまわり
クルマまわりの4項目については、「タイヤの空気圧」「タイヤの亀裂、損傷および異状な摩耗」「タイヤの溝の深さ」「ランプ類の点灯、点滅およびレンズの汚れ、損傷」の4つが上げられています。
空気圧は正常時のタイヤの形状を見慣れていれば減りすぎはすぐに気が付きます。
そもそもABSセンサーを利用した空気圧モニターシステムが付いていますし、少なくともクロパサにも付いていたので、ここ20年位のクルマは付いているんじゃないですかね。
それ以外のタイヤの状況といっても、せいぜいサイドウォールに傷が無いかくらいしか確認できないでしょう。
フロントタイヤはハンドルを切って確認しろとか、リアタイヤは覗き込んで確認しろとか書かれていますが、クルマを停めた状態でハンドルを右に切ったり左に切ったりするほうがタイヤにもステアリグ系統にも大きなダメージになることが間違いないので、そんなことを推奨してはダメでしょう。
リアタイヤだって、ウチの車はクリアランスが大きいSUV系なのでまだ見えなくもないですが、普通車は無理でしょう。
GSなどでジャッキアップして確認でもしてもらわなければ、タイヤのトレッド面や内側なんて確認できないですよ。
夏冬交換は自分でやるので、そのときは全体をしっかり確認しますけどね。
それでも頭がもげた釘が刺さっていて数ヶ月で0.5くらい空気が漏れていたことがありました毛で、シロウトの目視では頭がもげて突き刺さったネジクギはわかりません。
ランプ類
ブレーキランプは確認しています。
我が家は玄関前にクルマを停めているので、ブレーキを踏むと玄関のガラスに反射して確認できます。
運転席
運転席の6項目については「ブレーキ・ペダルの踏みしろおよびブレーキの利き」「パーキングブレーキレバーの引きしろ」「ウィンドウウォッシャーの噴射状態」「ワイパーの拭き取りの状態」「エンジンのかかり具合および異音」「エンジンの低速および加速の状態」の6つが上げられています。
ブレーキペダルの踏みしろはまぁ乗り出す時に違和感無ければそのまま。
ブレーキの聞きは走り出してすぐにブレーキを使う箇所が何箇所かあるので確認できます。
パーキングブレーキは今どきの電動ボタン式なので確認仕様がありません。
相棒のクルマは足踏み式なのでこれも確認できないですね。
ウィンドウウォッシャーの噴霧状態やワイパーの拭き取り状態なんて確認しますか??!!
特に今の時期、黄砂が飛んできてウィンドウが白く霞んでいることもあります。
その状態でワイパー動かしてウォッシャー作動させますか?
やれと言うなら、先にウィンドウを濡れたウェスなどできれいに拭き取ってからやるべし、と注意すべきです。
「エンジンのかかり具合および異音」と「エンジンの低速および加速の状態」はまぁ、エンジンかけて走り出せば普通にわかることなので、普通の人は乗るたびにやっているとも言えるのかな。
各種センサー
空気圧、オイル、冷却水、ブレーキ、電圧、今どきのクルマはこれでもか!ってくらいセンサーてんこ盛りでメーターパネル内に様々な警告ランプが用意されています。
普段点かないランプ、特に赤い色の警告ランプが点いたら速やかにディーラーに行くか馴染のメンテナンスができるガススタンドへ向かったら良いんじゃないですかね。
30年も前に施行された”道路運送車両法第47条の2”とかに従って”日常点検をちゃんとやろう!”なんて言うよりも、”こういう症状が出たらこうしなさい”というようなケーススタディーのケースを充実させて啓蒙するのが良いんじゃないかなぁ。
クルマを買う際にもちゃんと説明なんてしていないし、整備マニュアルなんて真面目に読む人いないでしょ。
私はPDFでPCに保存してかなり読み込みましたが半分以上忘れているので、時々開いて気になる箇所の確認をしています。
もちろん整備不良で事故など起こさないよう所有者は自分のクルマに責任を持つ必要があることは当然のことと理解しています。
でも、この時期頻発する自己整備に起因する脱輪事故とか酒気帯び運転とか、自覚がない人にいくら口を酸っぱくして念仏を唱えても馬耳東風なんですよね。
技術の力でできることがもっとたくさんあるはずなのにどうしてメーカーはやらんのかと思う今日このごろ・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿