中華蕎麦「日暈」-滝とグルメとスロードライブ

日暈

松本市の南東の外れ、ちょっと行ったらお隣の塩尻市になるような場所にあるラーメン屋さんです。

実はこのお店、開店して間もなくの頃に一度食べに行ったことがあります。
寸八で有名な堀江さん自らがやる新しい店と聞いた記憶があり期待して行きましたが、”もう二度と行かない”と心に決めたお店です。

理由は複数あります。

白衣の調理人が店舗の脇のお客さんから見える場所でタバコを吸っていた
堀江さんだったかどうかは不明
我々の姿をみてゆっくりタバコを消して店の横の通用口みたいなところから店内へ入って行った
おっさん、厨房でらーめん作っていた
鶏チャーシューが売りの1つだったはずで期待して行ったら昼過ぎにもう売り切れていてメニューが一択だった
牛丼チェーン店みたいなアイランド形式のカウンターが厨房までつながっていて、厨房と反対側の終端に腰丈の両開きの扉があって、店員がここを通るたびにその扉が”バターン”と大きな音を立てて閉まる（自動戻り）
しかもなんでかわからないけどそこを店員が結構頻繁に通るのですごくうるさい
味は寸八系列とは思えないくらいに普通すぎた
店員が店内でずっと無駄口

タバコと品切れと店内小扉の音のうるささでもうラーメンどころじゃなかったです。
金輪際行かないと決めていました。

社員かアルバイトか関係なくちゃんと教育ができていないお店には二度と行きたくないですね。
店内で店員同士べちゃくちゃ普通の音量で喋っていたり（ありがち）、店長が店員を叱っていたり（飯田大勝軒、潰れた）、着席してからテーブルを拭きに来たり（燕黒）、人が見ているメニューをかっさらっていったり（燕黒）、床が油でベタベタだったり（燕黒）するのはダメダメです。

テレビの特集に出た

ところが先日、ローカルテレビのラーメン特集か何かでたまたまこのお店が取り上げられているのを見かけました。

どうやら運営者が変わったらしい。
もともとは2018年のオープンだったと思いますが、今”日暈”を検索すると2023年3月オープンとなっているので、このタイミングで何かが大きく変わったのかもしれません。

そしてテレビの映像に映し出された店内は、あの牛丼チェーンのような中を店員が駆け抜けるアイランド型のカウンターではなく、普通にテーブル席になっていました。

怖いもの見たさみたいな感覚で行ってみることにしました。

牛伏寺下の日暈へ

中華蕎麦　日暈　お店の外観

外観は2018年のオープン当時と変わっていないように見えます。
この建物の左端のところで白い調理服のおっさんがタバコを吸ってたんですよね～

テーブル席は満席で、カウンターは数席空いていましたがソーシャルディスタンスでしょうか、2席続きは空いていなくて少し待ちました。

カウンター席のお客さんが立て続けに精算して出ていかれたのですが呼ばれません。
テーブルを片つけた後、店員さんは何やら注文用タブレット操作していました。
何でしょうね、あれ。
お客さんが出た後に店員さんがなにか操作をしなければならないようなシステムなんだとしたら、それは出来損ないなシステムだと思いますよ。
必要な作業なんだとしても、席が空いたら先ずは待っているお客さんを席に案内するべきじゃないでしょうかね。

レジ対応したり端末操作をしたりがしばらく続いて、ようやくカウンター席に案内されました。
もうなんだかこの時点で”帰ったろか！”とちょっと思いました。

オーダーはタブレット

カウンターは各席に1台、テーブル席にはそれぞれ1台タブレットが置かれていました。
林檎族ではないのでよくわかりませんが、iPadの何かですね。
何台置いてあるんでしょう。
お金かけちゃいましたね～

注文用タブレット画面

らぁめん、ご飯物、単品、ドリンク、冷凍食品のタブがあります。
冷凍食品はお持ち帰りですかね。

注文用タブレット画面２

ラーメンだけで２ページありました。
反応は悪くなくてスムーズに注文できます。
麺を選ぶと次のページで選択可能なトッピングが選べるようになっています。

相棒は限定メニューの”ネギ味噌らーめん”、私は”山賊ラーメン”をチョイスしました。

オーダー到着

ちょっと小ぶりで口元から底までフラットでシュッとした白い器で出てきました。
深さがある器なので上部の空白が多くて内容が少ないんじゃないのという印象を持ってしまいます。
麺の量は若干少なめな印象です。

山賊ラーメンに味玉トッピング

豚骨ベースですね。
微かに薬膳っぽい風味がするのは何でしょう。
黄色いのは鶏油でしょうか。
キャベツは生です。

山賊の載せ方がいまいちですね。
３～４切れあるんですが、大きい切り身1個以外は汁の中に沈んじゃっています。
汁の中で衣がベチャッとして剥がれるんですよね。
まぁ普通の山賊焼きでした。

後で確認したら「元祖山賊」とのコラボらしいです。

あそこの山賊焼はあまり好みの味ではなかったんですよね。
【元祖山賊村井店に行ってきた】
この記事、”元祖山賊”と”日暈”で両方店員と思しきおっさんが店頭で煙草吸ってた件をちょこっと書いています。
吸うなと言うつもりはないですが、客から見える場所で平然と煙草を吸う店員が居る店はもうそれだけでアウトです。

味玉は味が染みていてこれは美味しかったです。

ネギ味噌らーめんにチャーシューとワンタンをトッピング

”今日は俺が払っておくよ”と言ったら相棒はチャーシューとワンタンをトッピングしました。
ひとの金だと思うと遠慮がない（笑。

味噌の汁はとっても”優しい”味でまったくカドが無くて旨いです。

チャーシューはトッピングと合わせて４枚のっていますがなんだか全部違うように見えます。
一番下と一番上のは同じなのかな・・・
全部美味しかったらしいです。

完食

レンゲで飲める範囲でスープまでしっかり完食してしまいました。
旨かったです。

山賊ラーメン　完食

驚いたことに相棒も丼を持ち上げて全部飲み干しました。

相棒もネギ味噌らーめん完食

もう何度も一緒にラーメンを食べに行っていますが、相棒が汁まで飲み干したという記憶はありませんのでびっくりしました。

”だって美味しかったもん”

だそうです。

食器の返却口があるので食べ終わったら自分で返却するシステムです。

店頭にて

お店の前の限定麺と山賊らぁめんのPOPです。

店頭のPOP

到着時にこれを見て今日のオーダーを決めちゃいました。

店頭のメニュー

同じ”ネギ味噌”でタッチパネルのメニューでは”味噌らーめん”と書きながら”野菜たっぷりネギ味噌ラーメン”と書かれていたりします。
山賊もPOPでは”山賊らぁめん”ですが、タッチパネルのメニューは”山賊ラーメン”です。
”らーめん”、”らぁめん”、”ラーメン”が混在しているのはいかがなものかと思います。
統一感がほしいですね。

らぁめんは美味しかったですよ。
味噌、塩、醤油、豚骨と揃っているのは寸八的。
また行って他のメニューも試してみたいと思いました。

ごちそうさまでした！