ドアを開くとかろうじて乗降可能な位置で一度ドアがストップする。
スーパーなどの駐車場で隣にクルマが停車しているスペースしかない場所に停めたような場合は一旦この位置までドアを開き、そこからソロソロと相手のクルマにドアがぶつからないよう注して更にドアを開いて降車する感じになる。
隣にクルマが居ないスペースに駐車できれば、たいていこの位置までグッ、グッとドアを開いて乗り降りする。
助手席への乗り降りをサポートする場合はともかく、運転席のドアをここまで開ける事は滅多にない。
この2段階ストッパーの仕組みはドアヒンジ一体型だ。
代車ゴルフの写真で見るとこんな感じで、3枚の写真は左から全開、2段階目、1段階目だ。
左側がボディーでドアヒンジ部分に下向きの棒が突き出ている(黄色矢印)。
オレンジの矢印が3つ付いている部分は扉側のパーツで矢印のところがそれぞれローラーになっている。
扉を開閉すると3つのローラーが付いたパーツがドアヒンジ側の棒を擦るように動き、棒がローラーとローラーの間のくぼみまで来るとカクッと引っかかって停止する仕組みだ。
ローラーが3個あってそれぞれのローラーの間のくぼみ2か所で一旦停止する。
我が家のガレージは、ギアをニュートラルにしてサイドブレーキを外すと即座にクルマが前進を始める程度に傾斜があるが、ストッパーで停止しているドアは自重で開いてしまうようなことは無い程度にストッパーの保持力は強い。
で、ブログタイトルの話になる。
前々回一旦車を引き取りにディーラーへ出向いた際、サービス氏待ちでセールス氏とショールームのGolf7の眺めながら雑談をしていた時の事。
ドアを開けると
「ん?」 (私)
”あ、1度しか止まらないんですよ、新しいゴルフは” (セールス氏)
「だね。パサートは2回止まるよね」
”そうなんです。ゴルフも今までのモデルは2段階だったんですけど、何故か今回1段しかないんですよ。”
1段になった分ドアの開きは広くなっていて、パサートの1段目と2段目の中間あたりの開き加減だろうか。
「もう一回止まると思って開いたらそのまま行っちゃうから怖いよね」
”Golf7が初めてのお客様はいいんですけど、フォルクスワーゲンで乗り換えのお客様は前のクルマと同じ感覚で開けちゃうと危ないので、納車の時に十分注意いただくよう説明してるんです”
この辺りで止まるはずっていう感覚はだいたいドアを開ける腕が覚えている。
チョット坂になっている場所や、風に煽られたりした時にここで止まると思った位置でストッパーが効かずにドアが全開まっしぐらになってしまったら怖い。
ドアエッジをガッツリ逝くか、隣のクルマにエクボを進呈するか・・・
Golf7のドアストッパーの機構がどうなっているかチェックしてこなかったが、こういうちょっとした、でもわりと重要だと思うユーザーインターフェースを変えてしまう理由は何だろうか。
コストの問題?
Golf7オーナーさん、お気を付けあそばせ!
ただ、ドア自体の造りはとても良くなっている。
重量感があり、Golf6は遠く及ばずB7パサートよりもるかに良い音で閉まるのにはビックリした。
かなり開閉音にこだわりをもって造りり上げたなという感じで、いわゆる高級車的な閉まり具合だ。
セールス氏の店舗では「タングステンシルバーメタリック」が一番の売れ筋らしい。
従来のゴルフ定番な感じのシルバーより黒っぽくて引き締まった感じの綺麗な色だ。
パサートにあの色があったらそれにしていたかもしれない。
一番欲しかったのは日本のカタログにない赤ですけどね~
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