ウォーターポンプ交換作業説明書 |
去年の車検時に”キーン”という異音クレームで交換したパーツだが、先日の12か月点検で漏れ跡が見つかり交換になったものだ。
「パサート 4年目の定期点検完了」
交換パーツの保証は1年ということで今回の交換は無償で行われたため「ご請求金額」はゼロ円だった。
交換されたウォーターポンプ
交換されたパサートのウォーターポンプ1 |
なんだかベルトも新しめに見えるけれど、部品リストに載ってないから再利用かな。
ちなみに”VWの規定で一度外したねじは再利用できないことになっています”と以前聞いたことがあるが、今回の部品表にあるスクリュー3本は取り付けネジだと思われる。
交換されたパサートのウォーターポンプ2 |
左側がエンジンルームバルクヘッド、手前の水色の蓋の円形タンクはクーラントリザーバータンク。
このタンクとエンジン手前を横に通っている2本の太いパイイプの間の隙間に見えているのがウォーターポンプ。
こいつを交換するということはラジエターとの接続するパイプもいったん取り外すことになるため、クーラントも入れ替えになるはず。
っていうか、受付時に”クーラントも交換になります”って言ってたけど、
ん~、部品リストに載ってないなぁ・・・
ゴツぃエンジンマウント
先日の定期点検でウォーターポンプ交換宣告のあと、自宅に戻ってポンプの所在を確認するために撮った写真。この物体とエンジンの接合部が黒く油が染みたようになっていたので最初はこれかと思ったのだが、交換後の引き取り時に聞いてみるとこれはエンジンマウントだということだった。
エンジンマウント |
黒い油染みのように見えたのはマウントゴムそのものだということで、確かにこの隙間から指先を突っ込んでこすってみたが指先には何も付着してこなかった。
それにしても、小さいエンジンサイズのわりに大きなマウントだなぁ。
今回の代車
黒のTiguan 2.0TSI Leistung 4MOTIONだったんだけど、2日とも雨で写真も撮らずに返却してしまった。Tiguan 2.0TSI Leistung 4MOTIONのインパネ |
走行距離は3,717Kmでまだまだ新しい。
ディーラーで乗り込む時にまず感じた事は
”シート位置高っ!”
パサートはヨイショって腰を下ろして座り込む感じだが、ティグアンはちょっとつま先立ちして腰を持ち上げてシートに乗せる感じ。
シートの位置や高さを調整するとボンネットはほとんど見えないのはパサートと一緒。
車高が高いのを別にすれば幅も長さもパサートより一回り小さい感じで、取り回しに不都合は何もない。
B7パサートより170Kgも重ためか、いつもの帰宅路の長い登り坂でアクセルを床まで踏みつけてみたけれど非力なB7パサートに対する大きなアドバンテージは感じられなかった。
そしてエンジン音は容赦なく室内へ入り込んできて騒々しい。
パサート引き取り時の担当M氏との会話。
M氏:”どうでしたか?ティグアン”
私:「う~ん、うるさいね。」
M氏:”パサートとそういうポイントは比較しちゃいけない性格のクルマですからねぇ”
私:「まぁそうなんだろうけど。滝めぐりに行くときとかああいうタイプにも興味あるんだけど、街乗りではきついね」
M氏:”パサートで山道もいかれるんですか?”
私:「行く。下回り擦りそうな林道とか入って行っちゃう。」
M氏:「えぇぇ~、枝でボディーこすったりしちゃうんじゃないですか?もったいない!”
私:「あまり気にしない。そりゃ、SUVと2台持ちならいいなぁと思うけど、そんな余裕ないし。」
さて、TiguanのホイールベースはB7パサートより10cmほど短い。
GolfⅦハッチでさえ2,635mmあるのにTiguanのそれは2,605で3cmも短い。
時間が無くて試せなかったが、このサイズでは車中泊で足を伸ばして寝ることは無理そうだ。
そして乗り心地。
GolfⅦに負けず劣らずの強いピッチングを感じる場面が多かった。
舗装路面がよく整備された都会の道路や高速道路なら問題ないのだろうけれど、荒れた地元の国道(酷道)では日常の足としてはつらいなぁというのが正直な印象だ。
履いていたタイヤはBridgestoneの Dueler H/P。
ノイズはそれほど耳障りではなく、乗り心地も悪くない。
H/Pはハイパフォーマンスの略らしいのだが、トレッド面の柔らかさが自分は好きではない。
ステアリングをクィッと切った時にタイヤが動き出すまでに一拍半ほどの遅れがありカッチリ感がないのだ。
常々思うんだけど、新車購入時にタイヤチョイスが出来るようにして欲しい。
もちろん拘りがないユーザーさんにはメーカー推奨タイヤで良いんだけれど、コンチのロードノイズは嫌いとかBSはヤレ(ヘタリ)が半端ないとかピレリはサイドウォールのヒビワレがひどいとか好みと文句が多いユーザーには銘柄指定オプションをつけてくれると嬉しいのに!
燃費は良くない。
たった1日、いつもの道をトータル40Km程度走っただけなので確かなことは言えないのだが、街乗りでリッターあたり7Km~8Km(エアコン使用)というところだろうか。
停車時のエンジンスタート/ストップ機能が無く、DSG7速だが町中60Km/hでは6速までしか上がらない、車重が重い2,000ccエンジン、4MOTIONなどが燃費に影響しているのだろう。
諸現比較表を使いまわしてTiguanとB7/B8パサートを比較してみた。
パサートヴァリアント TSI Confortline | NEW Passat Variant TSI Comfortline | Tiguan 2.0TSI Leistung 4MOTION | |
---|---|---|---|
全長(mm) | 4,785 | 4,775 | 4,430 |
全幅(mm) | 1,820 | 1,830 | 1,810 |
全高(mm) | 1,530 | 1,485 | 1,710 |
ホイールベース(mm) | 2,710 | 2,790 | 2,605 |
トレッド前/後(mm) | 1,545/1,545 | 1,585/1,570 | 1,550/1,550 |
最低地上高[空車時](mm) | 130 | 130 | 170 |
車両重量(kg) | 1,470 | 1,510 | 1,640 |
乗車定員 | 5 | 5 | 5 |
最小回転半径(m) | 5.3 | 5.4 | 5.7 |
JC08モード (km/L) | 17.6 | 20.4 | 11.5 |
燃料タンク容量(L) | 70 | 59 | 63 |
エンジン型式 | CAX | CZE | CCZ |
ボア x ストローク(mm) | 76.5×75.6 | 74.5×80.0 | 82.5×92.8 |
総排気量(cc) | 1,389 | 1,394 | 1,984 |
圧縮比 | 10.0 | 10.0 | 9.8 |
最高出力[ネット値] kW(PS)/rpm | 90 (122) / 5,000 | 110(150)/5,000‐6,000 | 132(179)/4,500‐6,200 |
最大トルク[ネット値] Nm(kgm)/rpm | 200 (20.4)/1,500‐4,000 | 250(25.5)/1,500‐3,500 | 280(28.6)/1,700‐4,500 |
トランスミッション | 自動7段(前進)1段(後退) | 自動7段(前進)1段(後退) | 自動7段(前進)1段(後退) |
第1速 | 3.764 | 3.500 | 3.526 |
第2速 | 2.272 | 2.086 | 2.526 |
第3速 | 1.531 | 1.342 | 1.678 |
第4速 | 1.121 | 0.933 | 1.028 |
第5速 | 1.176 | 0.973 | 0.788 |
第6速 | 0.951 | 0.777 | 0.760 |
第7速 | 0.795 | 0.653 | 0.634 |
後退 | 2.045 | 3.722 | 2.789 |
最終減速比 | 1‐4速:4.437/5‐7速:3.227/後退:4.176 | 1-4速:4.800/5-7速:3.428/後退:4.500 | 1,4,5速、後退:4.733/2,3,6,7速:3.944 |
フロントサスペンション | マクファーソンストラット(スタビライザー付) | マクファーソンストラット(スタビライザー付) | マクファーソンストラット(スタビライザー付) |
リヤサスペンション | 4リンク(スタビライザー付) | 4リンク(スタビライザー付) | 4リンク(スタビライザー付) |
フロントブレーキ | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク | ベンチレーテッドディスク |
リヤブレーキ | ディスク | ディスク | ディスク |
使用タイヤサイズ | 215/55 R16 | 215/55 R17 | 235/55 R17 |
車両本体価格 | 3,520,000 | 3,789,900 | 4,199,000 |
M氏は
”トゥアレグはお値段がちょっと高くて代車として用意するわけにはいかないんですよね~”
と言っていた。
600万円越えのクルマはさすがに代車はないだろうと思うけれど、ティグアンも十分高いじゃん!
もっとピッチングを抑えるサスペンションチューニングを真剣にやってバルクヘッド回りやホイールハウスの防音対策を徹底してくれないととてもこの金額を支出する気にはなれないなぁ~
(いやいや支出するものが無いって話だが・・・)
それに、真横から見ると前後のタイヤともキャビン側に寄り過ぎ。
もっと前後ぎりぎりまでタイヤを持っていくべきじゃないかなぁ。
なんて思ってググってみると、どうやらこのTiguanはモデル末期らしく、MQB共通プラットホームのニューモデルがすでに去年発表されていて、今年春からヨーロッパで展開が始まるらしいと書かれていた。
幅と長さはB8パサート並みでホイールベースは2,681mmだそうな。
ホイールベースけちるならサスペンション奢れよ!
(いやいや、だから買うつもり全くないし)
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