パサートのヘッドライトはハロゲンライトが標準装備だ。
これはLEDのツブツブがいっぱい付いたバイキセノンヘッドライトで、うちのクルマもこのタイプだ。
カタログ上、このバイキセノンヘッドライトはオプションで価格はおよそ16万円と結構いい値段だ。
なにそれ?
ヘッドライトはは明るいに越したことはない。
バイキセノンの明るさは魅力だがこのツブツブLED、正直なところあまり好きではない。
見積りを取る段階で、標準装備のハロゲンヘッドライトバージョンでパサートを購入して社外品のHIDにでも換装しようと考えていた。
ところが見積書の合計金額が想定よりも高かった。
私) 「あれ? 値段高い・・・ あれ? バイキセノン入ってるね?」
セールス氏) ”そうですね、入ってます。”
「ツブツブ嫌いだからこれ要らない」
”日本に入ってくるのは、全部コレ付いてるんですよね~”
「いや、オプションでしょ? 付けないから」
”無しってできなくはないんですけど、今からそのオーダー出すと納車は9月とか10月とかになっちゃいます”
ちなみに交渉始めたのは確か去年の5月。
続々と日本に向かっている船便に積まれたパサートはことごとくツブツブヘッドライトだったらしい。
「それってオプションって言わないよね?」
”苦笑”
「ちなみに、それ付いてるのだと納車はいつごろ?」
セールス氏は端末を叩いて輸送状況や他店のオーダー状況などを見ながら
”今なら2、3週間で納車できると思います”
「・・・・」
結局オプションという名の強制装備品「バイキセノンヘッドライト」を付けてオーダーしたのだった。
このパッケージにはコーナリング中に路肩を照らすダイナミックコーナリングライトとヘッドライトウォッシャーがもれなく付いてくる。
ヘッドライトウォッシャーは結構威勢よくウォッシャー液がヘッドライトカバー面に向かって吹き出す。
こいつが曲者で、ヘッドライトを超えてボンネットの前方3分の1あたりまで飛んでくる。
つい数日前の雨の日に帰宅して、エンジンを切る前にリアワイパーを止めるつもりでワイパーレバーを手前に1段引っ張った。
リアワイパーは止めていたためレバーは通常位置にあり、1段引いたことでフロントウィンドウウォッシャー発射モードになってしまい、フロントウィンドウウォッシャー液とヘッドライトウォッシャー液が勢いよく噴射されてしまった!
雨中走行中なら雨で流されるボンネットのウォッシャー液だが、ガレージの屋根の下では雨に流されるはずもなく、白く泡になったウォッシャー液がボンネットの先端にべったりついているのを見てゲンナリした。
ヘッドライトはいつもオートにしてあるので夕暮れ以降にエンジンを始動すると勝手に上下左右にウニョウニョと動いて自己チェックを行うのがちょっと面白い。
また、走行中カーブにさしかかるとさりげなく、さりげなくスゥ~っとコーナーの先を照らすように照射方向を変えるヘッドライトに最初は意味が分からず、カーブでもないのにステアリングを切ってヘッドライトが動くことを確認してみたりしたものだ。
96年式のクルマにずっと乗っていた浦島太郎なオジサンにとってはこれはちょっと感動だった。
このバイキセノンヘッドライトパッケージは未だにカタログ上オプションと書かれているが、日本にハロゲンヘッドライトバージョンのパサートが居るのかかなり疑わしい。
車両本体価格を16万円安く見せる姑息な強制オプション設定はいい加減やめたらいかがでしょうかね、VGJさん。
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