格安充電器でリフターのバッテリーをパルス充電してみた

2023/06/18

#サルフェーション除去 #バッテリー充電器 #パルス充電器

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格安バッテリー充電器

愛車のプジョーリフターですが、購入から2年が経過してアイドリングストップの発動が随分少なくなってきた気がします。
このところチョイ乗りが多めなのでしかたがないんですが、なんだかこのままだと来年の車検では
”バッテリーをそろそろ交換したほうが良いですぜ”
とか言われそうな予感がします。

先代パサートの5年目の点検で出されたディーラーのバッテリー交換見積もり金額は交換工賃込みで5万6千円でした。
このときは2万円ちょっとのBOSCHの互換バッテリーを購入して、アマゾン購入の取り付けサービスを利用して宇佐美で540円で交換してもらいました。


2度めはそれから3年半後の冬で、極寒の早朝にエンジン始動不良が数回発生したため、VARTAの互換バッテリーを19,200円で購入し、自分で交換しました。


リフターのバッテリーもほぼ同じような規格の70Ahなので、BOSCHやVALTAの互換品ならおそらく2万円台で購入可能なはず。
ディーラーでバッテリー交換をするつもりはありません。

そうは言っても安くないパーツなので少しでも長持ちして欲しく、ポータブルなバッテリー充電器を探してみました。
Youtubeで自動車評論家の国沢さんが紹介していた格安バッテリー充電器が目に止まりました。


早速アマゾンを覗いてみました。
見るからに怪しそうな商品ですが、そんなに口コミは悪くない。
そして、サクラチェッカーでも怪しくないという評価。
しかも1,699円という冗談みたいな値段だったので、とりあえずポチりました。

6月15日に届いたのはこんなパッケージでした。

バッテリー充電器
バッテリー充電器

OBD2スキャンツールで見てみた

本来なら少なくともバッテリーのCCA値を測定できるバッテリーチェッカーで事前にバッテリーの状態を調べたかったのですが、有名所の測定器は1万円以上します。
安い測定機もあるのですが、
”表示値は実際の値1.5倍程度と考えると良さそう”
など怪しいレビューが多いものばかりで、サクラチェッカーの評価も99%怪しいとか多発なのでとりあえず断念。

一応OBD2経由でAndroidアプリを使って数値を確認してみました。

ハンドル下のカバーを外すとOBDポート
ハンドル下のカバーを外すとOBDポート

ハンドル下のカバーを外すとOBDポートがあります(オレンジ)。

Bluetooth対応OBD2スキャンツール
Bluetooth対応OBD2スキャンツール

7年くらい前に購入したOBD2スキャンツールです。

電源ボタン付き
電源ボタン付き

こいつは電源ボタンがついているので、繋ぎっぱなしにしておいてもスイッチをOffにしておけば電源を消費しないはずのやつです・・・

センサー値
センサー値

センサー値
センサー値

エンジンを始動しないとアプリが接続しません。
一旦接続できたらエンジンを切ってもセンサー値は取得できます。

ECU電圧は14.8V、多分OBDスキャンツールの電圧が13.3Vということなのだと思います。
電圧は概ね13V台でパタパタしていましたが、12V台まで下がることは無かったので、そんなに不健康状態にはなっていないのかなと言う感じです。

まぁ、アイドリングストップ対応バッテリーは突然死するケースが少なくないと言いますし、電圧は余りあてにならないらしいです。

パルス充電開始

電源に接続する前にバッテリーのプラス端子に赤いケーブル、バッテリー横のフレームに黒いケーブルを接続しました。
電流、電圧、外気温が繰り返し表示され、右側の電池マークが半分あたりから満タン状態まで行ったり来たりしています。

電流表示
電流表示

電圧表示
電圧表示

外気温表示
外気温表示


Repairボタン押下
Repairボタン押下

充電器をAC電源に接続するとそのまま通常充電モードになり、本体真ん中にあるRepairボタンを押すとパルス充電モードになります。
画面には”PUL”と表示され、強弱を繰り返す唸るようなファンの音が聞こえてきました。
乗用車のバッテリーのパルス充電は8時間程度と書かれていました。

※パルス充電:鉛蓄電池は充放電を繰り返すとバッテリー内の電極にサルフェーションと言って被膜が生成され、それが蓄積するとバッテリー出力が低下するが、1秒間に1,000回程度の周期でパルス充電を行うことでこの被膜を溶解しある程度バッテリーの能力を回復することができる

昔のキャップを開けられるバッテリーの頃は、キャップを外すと中の電極が見えたものですが、表面が白っぽくなっているのを見た記憶があります。


午後2時ころ開始したのですが、夜の10時を過ぎてもパルス充電が終了する気配が無かったので、朝まで放置してみました。
流石に心配になって朝5時すぎに様子を見るとまだパルス充電モードのままでした。

パルス充電が終了すると自動で通常充電モードに切り替わると思っていたのですが、別の製品の説明書きだったかもしれません。

とりあえずRepairボタンを押してみたら通常充電モードに切り替わりました。
そして、表示が”FUL”になりました。
満充電を意味しているので、充電は完了したようです。

フル充電状態
フル充電状態

一度AC電源を抜いて、少ししてもう一度電源を指して見ましたが、表示は変わらなかったので、確かにフル充電できているように見えます。

もう一度OBD2スキャンツールでセンサー値を読み出してみましたが、電圧数値にはあまり変化がありませんでした。

効果の程は?

テスターが無いので、パルス充電によるサルフェーション除去の効果やバッテリーの健康状態は全くわかりません。
ただ、充電完了した後ちょっとドライブしてみたところ、エンジンが温まった後はすぐにアイドルストップが発動したので、充電効果はあったものと思われます。

来年の初回車検に向けて、定期的にパルス充電を試してみようと思います。
車検時のバッテリー判定が少し楽しみです。

それにしてもやっぱりCCA値が測定できるチェッカーが欲しい・・・







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