住信SBIネット銀行

初値は1,222円で、公開価格をわずか1.8%上回るにとどまりました。
5月後半の株価上昇の気配が始まった頃に100株だけ購入して2年ちょっと保有していました。
もともと、メインの証券会社をSBI証券にしてNISAも開設しています。
SBI証券に口座を開くとSBIネット銀行の口座も自動で開設されます。
SBIネット銀行はいくつかのハードルをクリアすることで、現在月に5回までの振込が手数料無料で行えます。
そして、スマホのアプリATM機能を利用すれば
【住信SBIネット銀行がコンビニATM利用手数料完全無料化!】
に書いた通り、月間何回出し入れしても手数料はかかりません。
ソニー銀行、楽天銀行、三井住友銀行、PayPay銀行など主要なネット系銀行の口座を保有していますが、間違いなく住信SBI銀行は最強のネット銀行です。
たぶんこれからもずっとメインの口座として利用していくだろうと思っていました・・・
docomoによるTOB
この時、買収(TOB)が実際に行われれば株価は更に6,000円近くまで上昇するのではないかと予想し、もし6,000円を超えることが有れば売却しようと思い、継続保有しました。
ところが3月くらいにdocomoの買収は無くなったとのニュースが流れ、株価は一時3,000円を切るまで下落。
5,000円を超えたところで売ってしまえばよかったと若干後悔したりもしました。
タラレバは禁物ですけどね。
そして5月29日にやっぱりdocomoは住信SBIネット銀行を4,900円でTOBすると発表。
これはもう、過熱して高騰した株価を一旦下げるためにTOBは無くなったという情報を流したのでは無いかと勘ぐりたくなります。
3,000円台で落ち着いた頃合いを見計らうように4,900円でTOBすることを発表したのは多分作戦勝ちと言えるんでしょうね。
4,900円で全株式を取得して上場を廃止する事になったため、TOBに応募するかTOB価格を下回る金額で市場売却するしかなくなりました。
TOBは大和証券でのみ行われるため、SBI証券で保有している自分は、大和証券の口座へ移管してTOBに応募するか、SBI証券に残したままTOB価格より安い価格で売却するかの2択です。
SBIネット銀行の株はSBI証券のNISA口座で保有しているため、大和証券に移管した時点でNISA対象ではなくなり、売却益に20%の税金がかかります。
しかも移管手数料も1,200円くらい取られます。
SBIネット銀行のTOBに関してはスクイーズ・アウトされることがアナウンスされているので、そのままSBI証券で保有し続ければいずれはTOB価格の4,900円で強制買い取りになります。
4,900円は保証されるはずなのでそれでも良いのですが、いつその処理が行われるのかは明確になっていません。
そんなわけで6月からTOB価格よりも5円安い4,895円で売り注文を出しておくことにしました。
100株なのでTOB価格より500円損ですが、TOB完了までには売れるだろうという漠然とした予想がありました。
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4,895円の売り注文 |
権利落ち日をまたぐ売買注文が設定できないため、6月25日で一度”約定せず”で注文が消え、26日に再度注文を入れ直しました。
TOB期限は7月10日なので、その近辺ということで注文期間を14日までにしました。
売れた
TOB期限ギリギリくらい、7月7日の週の何処かでは約定するだろうと思っていたのですが、意外に早くてて7月3日の木曜日の後場終了の少し前に約定しました。
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4,895円で約定した |
1,810円で購入した株なので、値上がり差額の3,085円✕100株で30万円ちょっとの利益になりました。
トリプルとまでは行きませんでしたが、ダブル超えです。
自分の株スタンスは基本長期保有なので心境は複雑ですが、これだけ利益が出たのは素直に嬉しいです。
”あのとき1,000株買っていたら・・・”なんてことは考えないようにします。
IPOでは連敗継続中で美味しい株はなかなか当選しませんが、たまには良いことも有るんだなぁと思う今日このごろ・・・
余談
dアカウントとかd払いとかゴチャゴチャ感が強いし、dアカウント絡みで銀行っぽいことをやって大量の不正送金などの問題を起こしたこともあり、docomoは好きじゃないです。
なので、メインで使っていた住信SBIネット銀行がTOB完了後にどのような銀行になるのか戦々恐々といった感じです。
サービス改悪が見られれば、他の銀行に移りたいと思っていますが、そうなるとSBI証券口座をどうするかという問題も出てきます。
金利やら売買手数料やら、色々比較検討を初めないと行けないですかね。
めんどい・・・
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