紅葉の松川渓谷で滝巡りと信州高山温泉郷

2015/11/01

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10月25日の日曜日。
前夜、どこへ紅葉狩りに行こうか散々迷った末に松川渓谷へ行ってみることにした。
松川渓谷の周辺情報では標高の高い山田牧場は既に落葉状態、松川渓谷は見ごろと出ているが24日の画像を確認するとイマイチ感あり。

そして渓谷沿いには七味大滝、雷滝、八滝という3つの滝があるのだが、滝周辺の紅葉情報ははっきりしない。
これらの滝は日本の滝百選には入っていない滝なのだが、先日地元の朝の情報番組で「雷滝」を滝の裏側から観瀑できる滝として紹介していたのが気になっていた。

そんなわけで滝メインで紅葉が綺麗だったらいいなぁという感じで出かけてみた。

松川渓谷

高速で長野東インターまでひとっ飛び、9時過ぎには渓谷にかかる赤い橋を見ることができるポイント、もみじ橋に到着した。

もみじ橋
もみじ橋
もみじ橋の西側、この名標の手前に小さな木造の小屋があり、その周辺に数台の駐車スペースがある。
渓谷にかかる赤い高井橋を観るポイントはこのもみじ橋の中ほどだ。

松川渓谷 高井橋
松川渓谷 もみじ橋から眺める高井橋

この日は風がかなり強く、雲がガンガン流れて行く空模様の中、もみじ橋の手前の路肩の駐車スペースにパサートを停めて橋の上から前方の高井橋を眺めてみた。
紅葉はまだ見ごろと言うにはちょっと早い感じだったが、鮮やかな色どりを見せ始めた渓谷と赤い橋のコントラストはなかなか!

松川渓谷 もみじ橋から眺める高井橋2
松川渓谷 もみじ橋から眺める高井橋2
松川渓谷 もみじ橋から眺める高井橋3

スパイン

もみじ橋から東へ向かい、右手に赤い高井橋の方へ下る道路を見ながら道なりに進むと大きな旅館が何件か立ち並ぶ温泉街の真ん中に、正式名称「信州高山アンチエイジングの里 スパ・ワインセンター」という施設がある。
看板にも出ているようにこの建物の中に観光案内所併設されている。

信州高山アンチエイジングの里 スパ・ワインセンター
信州高山アンチエイジングの里 スパ・ワインセンター

案内所のおじさんに3つの滝を観るためのコースについて相談してみた。
最奥の七味大滝は、ここで行き方を聞いておかなければ途中で断念したかもしれないと思う。

”七味温泉の所の川にかかる橋の手前に左へ曲がって山の方へ向かう道があります。入口に通行止めの看板が出ているんですが、通行止めは万座へ抜ける道路の事でして、七味大滝の手前まで行くことができます。看板を見てみなさんほとんどその先へ行かないんで駐車場は大体停められると思いますよ。”

七味大滝

案内所で教えられた通り、七味温泉の橋の手前に左へ曲がる道路があった。
「万座街道の碑」と書かれた大きな碑が入口の左側に立っている。

七味大滝への入口
七味大滝への入口
万座温泉へ通じる道路なのだが途中崩落していてクルマは通行することができないらしい。
Googleマップでも七味大滝はこの奥になっているが、知らずにこの看板を見たらまず入っていかないだろうなと思う。
この先の道、未舗装で深くえぐれて水がたまった場所などもあるので最低地上高の低いクルマは侵入しないほうが良い。

迷わず侵入していくと道路は車一台がやっと通れるほどの幅で駐車場までの数分が結構長く感じられた。
もし対向車が来たらどこまでバックで戻ればいいんだ?などと考えながら進んだが、幸い対向車が現れることなく七味大滝入口にある駐車スペースにたどり着いた。

七味大入口の滝駐スペースに停めたパサート
七味大入口の滝駐スペースに停めたパサート
駐車場には先客のSUVが1台居て、お父さんと坊やが滝を見終わって下る準備をしていた。
”滝まで25分くらいです。お気をつけて!”
と声をかけて出て行かれた。
爽やかな親子だった。

パサートの後ろに「七味大滝 420m」という標識が見えるが、矢印のすぐ先が上り口になっている。
通行止めのバーがおかれた万座街道
通行止めのバーがおかれた万座街道
この駐車スペースで道路は大きく左に折れ曲がり、その先には黄色い通行止めのバーが置かれていた。
上ってきた細い道路に比べるとこの先見える範囲は結構広いようだ。


踏み抜いたら大変なことになりそうな木製の小橋
踏み抜いたら大変なことになりそうな木製の小橋
 420mって距離的には短いけれど、高低差は考慮されてないからね。
歩道は全体的に細く、小さな沢にはこんな小さな木製の橋が架かっている。
横板は半分くらい朽ちてところどころ抜け落ちているのが怖い。
しかも濡れた枯れ葉がたっぷり盛り付けられているのでうかつに踏むとヌルッと滑って危険だ。

細い歩道の右側は数十メートルの崖
細い歩道の右側は数十メートルの崖
上り道の右手は沢に向かって急斜面が続いていて、滑り落ちたらボコボコになりそうだ。


中間地点標識
中間地点標識
200mほど歩いただけだけど途中結構急な岩場もあり、この時点で平地を1Km以上は歩いた感じかな。

七味の滝 観瀑台
七味の滝 観瀑台
420mを歩いてようやく観瀑台に到着。
なんとなく頼りなさげな感じ。
この日は風が強く台全体がゆらゆらと揺れる感じ。
七味大滝の写真はちゃんと三脚を立てたんだけどぶれてる写真が多いこと・・・
(と、腕の無さを他のせいにする)

七味大滝 その1
七味大滝 その1

七味大滝 その2
七味大滝 その2
 滝周辺の紅葉は1週間くらい遅かった感じだろうか、もう終わりに近かった。
ちょっと水量に物足りなさを感じた七味大滝だった。

笠ヶ岳

雷滝方面へ下る前に山田牧場を抜けて笠ヶ岳のふもとまでクルマで登ってみた。
登山口にある小屋の表には現在の温度零度の看板が!
時計の針は12時を回っていたのが驚くことに笠ヶ岳の木々は真っ白く霧氷状態になっていた。
流れる雲は速く、青空も見え日差しもあるのにこの時間でこの状態。


笠ヶ岳山頂を望む
笠ヶ岳山頂を望む

笠ヶ岳をバックに霧氷の黄葉をパチリ
笠ヶ岳をバックに霧氷の黄葉をパチリ

地表近くの小さな木の枝にも氷がびっしり
地表近くの小さな木の枝にも氷がびっしり

とにかく風が強く体感温度は完全に氷点下。
マウンテンパーカーのフードをすっぽり被ってしばらく歩き回ると鼻水まで出てくる始末。
早々に退散することにした。

とても景色がよさそうな場所なので夏場にリベンジして笠ヶ岳の山頂まで登ってみたい。

雷滝

寒い笠ヶ岳から紅葉の道を下り雷滝へ。
雷滝最寄りの駐車場は滝への下り路の入口にある「ごろごろ亭」という名前の小さなお店の横で6台ほどの駐車スペースがある。
ラッキーにも一番手前に1台分のスペースが空いていたので速攻でパサートを滑り込ませた。

このあたり、道幅が狭く急なカーブが多いのだが、「XX秘境ツアー」などと書かれたプレートを掲げる大型の県外観光バスが結構な台数走っていた。
ところどころ工事中の個所もあり、大型バスのすれ違いはできない場所も多く、交通整理のおにぃちゃんたちが走り回って誘導をしていたが渋滞があちこちで散発していたため、ここの駐車場には止められないと思っていたのでほんとにラッキー。

雷滝
雷滝

この写真で左のずっと上の方が駐車場で階段を下っていくとすぐに滝が見えてくる。
写真で滝の上から3分の1くらいの滝の後ろ側に通路があり、滝の裏側を通ってさらに階段を下ると滝を斜め正面から見ることができる場所に立てる。

滝の裏から眺める雷滝
滝の裏から眺める雷滝

滝の裏から眺める雷滝 その2
滝の裏から眺める雷滝 その2

ツアーの観光客が大量に押し寄せていて滝の裏は大渋滞。
加えてこの滝裏、天井の岩からボタボタと大粒の水滴があたりかまわず降ってくるので時間と装備を考えないとなかなか写真などとれる状態ではない。

この滝は水量も豊富でなかなか見ごたえがある。
早朝、人気のない時に行ってみたいなぁ~

八滝

雷滝から八滝までは距離にして1Km。
クルマを置いて歩いて往復した。
行きは下り、帰りは上りだがこの辺りは黄葉も美しくて飽きない。
ただ遊歩道はなく観光バスやマイカーがガンガン通る一般道の脇を歩くので要注意だ。

八滝
八滝
これはどうかなぁ~。
南紀白浜の八草の滝と同じようなレベル・・・
あぁ、そういえばあっちもこっちも漢数字の「八」が付いてる。
「八」が付く滝はハズレか?

しかもここ、たぶん滝つぼへ下る遊歩道と思しき下り口はあるのだが、10歩先は歩ける状態じゃないほどに草木が生い茂っていてとても下っていこうという気にはなれなかった。
滝の反対側にある大きな休憩所の裏にも山側の遊歩道の入口があるのだが、こちらもそこから続く道がよくわからない。

お店の人に聞いてみたら、最近は整備がされていないのでやめておいたほうがいいですよ、と言われた。

う~ん、観光案内所でもらったガイドブックには遊歩道が載っているしビューポイントも書いてある。
案内書のおじさんに
「15号カーブの近くから山側に入る入口があって遊歩道が続いています。ここはなかなか景色が良いですよ。」
と聞いていたのだが、どうやらこのあたりの遊歩道は放置状態らしい。

クルマやバスでバーっと来て普通に歩いて観て回れるところだけ観てさっさと温泉へ行っちゃうって感じなのかな。

そんなわけで紅葉の遊歩道散策はあきらめて雷滝の駐車場まで来た道を引き返した。


信州松川渓谷 舞の道

温泉街の裏手の川を挟むようにして対岸の山腹に「舞の道」なる遊歩道がある。
スパインの近くにある山田温泉の村営無料駐車場にパサートを停めて高井橋まで下り、舞の道から元の場所まで小一時間かけてぐるりと1周してみた。
庵や門などがあって好きな人は好きなんだろうね、って感じ。


信州松川渓谷 舞の道
信州松川渓谷 舞の道
吊り橋
吊り橋
期待した吊り橋は風情のかけらも無い鉄骨製でがっかりした。
敢えて山を切り開いて作った「舞の道」だという。
そこにこの鉄骨吊り橋はないだろうと思う。
いい感じに歩いてきてもこれがすべてをぶち壊す感じで一気に疲労感MAXだ。

信州高山温泉郷 山田温泉 大湯

今回の大ヒットはこちら。
山田温泉 大湯
山田温泉 大湯
山田温泉 大湯


入浴料300円也の公衆浴場だ。


山田温泉 大湯
なんとも趣のある建物だ。
木造に拘っているようで、建物内は入力料の券売機と脱衣所のコインロッカー(貴重品専用の小さなもの)を除くと金属的なものはほとんどない。
左が男湯、右が女湯だ。
脱衣所から扉を開けて浴室に入ると電球色の照明でほの暗い。
洗い場に金属性の蛇口など無く、お湯の通路に差し込まれている木の板を持ち上げるとお湯が流れてくる仕組み。

シャンプーや石鹸も置かれていないので必要な方はお忘れなく。
自分は何も持って行かなかったので、このギミックな洗い場のシステムは使わなかった。

浴槽は10人くらいは入れそうなあつ湯と2~3人用のぬる湯の2つがあり、それぞれ44度、40度という張り紙がしてあった。
あつ湯の方は確かにかなり熱く、自分の後から来たおじさんは足先を入れたとたんにあつっ!と声をあげ、浴槽の横にしゃがみこんで少しずつ体を慣らそうとしていたが、ぬる湯が空いたらそちらへ行ってしまった。
あの後あつ湯に入ったのかどうか。

浴室も浴槽も上から下まで全部木製で建物は屋根まで吹き抜けで時折心地よい風が入ってくる。
比較的熱い湯が好きな自分は木製の浴槽の縁に腰かけて足湯状態でこの風に当たる休憩をはさんで都合20分くらいは浸かっていただろうか。

かなり熱い湯温にもかかわらず全く湯あたりなどせず、本当に気持ちの良い温泉だった。
この温泉に浸かるためだけに信州高山温泉郷を訪れても損はないと思う。

関西から来られて信州で松茸料理を堪能し、この温泉を楽しみ、抽選に当選したリニア新幹線の試乗で山梨に向かわれるという初老のご夫婦や長野市からちょくちょくクルマで大湯に入りに来るという方など、湯上りの脱衣所で汗が引く間トークでみなさんこの大湯を絶賛されていた。

”昔はぬる湯なんてなかったんで子供を連れてきても入れなかったんですよ。今はぬる湯があるので子供連れでもこれますけどね”
とは長野からおいでの方の情報。


入浴客が多く、趣のある浴室内の写真を撮れなかったのがホントに残念。
営業時間は6:00~21:00となっている。
寒い雪の日に朝風呂に浸かりに行ってみたいものだ。




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