パサート リアサスペンションの異音は治ったのか?

2015/11/07

passat Volkswagen アクセルペダル ニューモデル パサートヴァリアント 代車

パサートの退院を明日に控えた土曜日の夜、担当M氏から電話が来た。

”お世話になっております。フォルクスワーゲンのMです。”

おっ?
朴訥でいつも低く静かにしゃべるM氏だが、声の調子がいつもと違って明るい。

M氏はこの5日間の作業内容を淡々と喋り始めた。

曰く

  • 左リアサスペンションのブッシュ類を全部交換しました
  • アッパーアームを交換しました
  • アッパーアームは部品を取り寄せてみると強度がだいぶアップした新しい部品に代わっていたのでバランスを考えて左右セットで交換しました
  • 前回お預かりしたときはコストの面で限定的に交換パーツを絞って交換してトライしましたが、今回はそういうことを無視していろいろ部品を交換しました
「(・_・D フムフム、それで?」
”残念ながら、状況に変化がありませんでして。”
「あらっ!Mさんいつもと声のトーンが全然違ったんで、こりゃ治ったのかっ?吉報か?って思ったんだけど」
”すみません。務めて明るくお話ししようと思ったんですが、良いご連絡ができなくて”
「で?」
”最低もう一週間お預かりさせていただいて更に対応させていただきたいと思います。(ディーラーの)本社からも詳しい人間を呼んで協力しておりまして、VGJとも連絡を取って進めております。”
「見通しあるの?」
”先日お預かりしたときに申し上げた通り、必ず直します。ただ、かなり難しい状況ではありまして、場合によってはさらに1週間延長ということでご了承いただきたいと思っています。”
「再来週末までかかりそうってことね?」
”なんとかそこまでには。それまで今回の代車のパサートで何かとご不便かとは思いますが・・・”

調子の良くないレンタカーゴルフ2連続に文句を言った事を気にしての新型パサート代車だと思うのだが、正直に言ってダメ代車。
路面の振動に連動して運転席ドアのどこかからカタカタカタカタとウルサイ音が絶え間なく聞こえてくる。

調整で簡単に消える類の音だと思う。
こういう事を気にしないで何も調整せずに代車や試乗車としてユーザーに提供するというのはどうなんだろう。
クルマ好きだったらメカニックだろうとセールスだろうと、ちょっと乗ってこんな音がしたら普通は調整しなきゃ!って思うんじゃないだろうか。


「あのクルマがもし自分の買った車として納車されたら、俺は納車拒否するよ」
”Kさんがドアを開けた時に指摘されたヒンジの部分、あのあたりの影響でしょうかね。”

Golf7同様簡略化され2ストップになったB8パサートのドアヒのヒンジはB7のそれとは比較にならないくらい華奢な構造になっていた。
代車に乗り込もうとしてこれを目にしたとき、
「ありゃぁ~、パサートもこんなにコストダウンしちゃうんだね~」
とM氏に突っ込みを入れていたのだ。


「う~ん、ドアヒンジというよりはドアキャッチのあたりかな。右耳より後ろのちょっと下から聞こえてくるから。」
”なんともご迷惑おかけして申し訳ありません。”

そんなわけで最低1週間は入院延長となった。 
トホホ。


長期試乗レポートになりそうなB8パサート。
走行距離が少ない新車だけに妙に緊張しちゃて運転楽しめないんだよね~


でもB8パサートについてちょっと書いてみる。

60Km/h ACC走行
60Km/h ACC走行

メーターの真ん中のMFI下で緑色に点灯している三つのインジケーターは左から

  • クルーズコントロール作動
  • レーンキープアシストシステム作動
  • レーンチェンジアシストシステム作動
を表している。

レーンキープアシストは「走行レーンをキープできるよう運転者を支援します」と書かれている。
市街地走行でも車線を識別できていればステアリングの微調整をクルマが自動で行ってくれる。
かといってステアリングから手を放して自動運転ができるわけではなく、しばらくステアリング操作をしないと”ステアリングを操作してください”という警告がMFIに表示される。
逆にステアリングに手を添えて若干の操作をすればあとはクルマが車線を判断して勝手にステアリングを操作してくれる。

ただ、一般的な広さの車線の中でクルマは微妙に右に寄ったり左に寄ったりを繰り返すので、後ろを走っているクルマのドライバーは不審な印象を抱くかもしれない。

レーンチェンジアシストは「車両後方からの接近車両の検知を支援します」と書かれている。
これはいまいちよく分かっていないのだが、高速道路などで追い越し車線に出ようとしたときに追い越し車線を走行してくるクルマがいれば警告してくれるというようなしすてむだろうか。

どちらのインジケーターも検出条件を満たしていないとオレンジ色になる。

カーナビと連動し、交差点の信号を識別すれば市街地走行もかなりの精度で自動運転が可能な印象がある。
B7パサートも交通標識(速度とか)の識別は日本モデルでは無効になっているが海外モデルでは機能がある。
万が一の事態が起きたときの責任問題など、主に法整備が進めばどこのメーカーもすぐに自動運転システムをリリースできるほどに技術は進んでいるのかなと想像する。

B8パサートの右足フットレスト
B8パサートの右足フットレスト
ACC(アダプティブクルーズコントロール)のみならず、B7に装備の普通のクルーズコントロールでも、コントロールで走行中の右足の置き場に悩むのだが、B8パサートには右足のフットレストが装備されている。

これは、”やるな!”という装備だ。
左足のフットレストとそん色ないサイズのフットレストがアクセルペダルの右に設置されているので、ACC走行中はここに右足を置いておくことができてなかなか快適だ。

あっ!
アクセルペダルが吊り下げだ!
しかもペダル小っさ!
しかも夜間足元照明!

なんで足元照明が必要なんだろうなぁ。
運転中に足元のペダルを確認することはないしなぁ。


少なくとも更に1週間お付き合いをするB8パサート。
ときめかなかった理由なども含めてB7パサートとの違いを幾つか書いてみようかなと思う。



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