電話の主は工場長(彼の名刺にその肩書は書かれていないが、そう紹介されたのでここでは工場長と書いておく)。
”お世話になっております”
第一声のトーンで状況はほぼ把握できた。
「はい、どうも」
”良いご報告ができなくて申し訳ありません。”
案の定、リアサス周辺からのゴトゴト異音については原因箇所が特定できていないという。
”クラッチの交換は終了しています。”
「そりゃぁそうでしょ。書類上の対応だけみたいな話なんだから終わらない訳ないよね。」
”いぇ、ちゃんと交換しました。”
「ふむ」
”リアのゴトゴト異音はリアサスがコイルとショックが別マウントになっていまして、ショックを外して走るとサスがかなり自由に動くんですが、これで音がはっきり出ることが確認できまして”
「ってことは異音自体はリアサスからってことで間違いないんだね?」
”そのように見ています。ただマルチリンクで接合個所が多く、どこからということについては残念ながらまだ絞り込めていません”
「確かにね、動いてるところを目視できないし大変だねぇ~」
なんだか他人事モードな自分がそこに居る。
”週明けから他の作業予定がかなり詰まっていまして・・・”
「あ、一旦引き取れって言ってる?」
”申し訳ないですが、改めてお預かりさせていただいてですね・・・”
「いつ?」
”9月の10日頃でお願いできればと。”
「良いんだけど、メーカーとは連絡とっているの?」
”いえ、まだ話をするのに十分な情報が取れていませんので。”
「なるほどね。シルバーウィークにかからないように対応してもらえばいいけど、次でまた解決できないようなら今後どうするか、きちんと話をさせてもらわないとだめだよね?」
”何とか。サスを下から色々な周波数で振動させて動きを確認する装置を使わせてもらう話をしています。それを使うと走らせなくても工場内で音の確認等できますので。」
「残りの項目は?」
”リアサスがそういう状況ですので、4輪アライメントはリアサスの問題が解決してからということでまだやっていません。右リアドア下のコトンという異音も、ステアリングポスト周辺の異音も同様です。”
そんなわけで、明日夕方一旦異音未解消のパサートを引き取りに行くことになった。
”こちらの作業はすべてお約束通り保障の範囲内で対応させていただきますので。”
”お世話になっております”
第一声のトーンで状況はほぼ把握できた。
「はい、どうも」
”良いご報告ができなくて申し訳ありません。”
案の定、リアサス周辺からのゴトゴト異音については原因箇所が特定できていないという。
”クラッチの交換は終了しています。”
「そりゃぁそうでしょ。書類上の対応だけみたいな話なんだから終わらない訳ないよね。」
”いぇ、ちゃんと交換しました。”
「ふむ」
”リアのゴトゴト異音はリアサスがコイルとショックが別マウントになっていまして、ショックを外して走るとサスがかなり自由に動くんですが、これで音がはっきり出ることが確認できまして”
「ってことは異音自体はリアサスからってことで間違いないんだね?」
”そのように見ています。ただマルチリンクで接合個所が多く、どこからということについては残念ながらまだ絞り込めていません”
「確かにね、動いてるところを目視できないし大変だねぇ~」
なんだか他人事モードな自分がそこに居る。
”週明けから他の作業予定がかなり詰まっていまして・・・”
「あ、一旦引き取れって言ってる?」
”申し訳ないですが、改めてお預かりさせていただいてですね・・・”
「いつ?」
”9月の10日頃でお願いできればと。”
「良いんだけど、メーカーとは連絡とっているの?」
”いえ、まだ話をするのに十分な情報が取れていませんので。”
「なるほどね。シルバーウィークにかからないように対応してもらえばいいけど、次でまた解決できないようなら今後どうするか、きちんと話をさせてもらわないとだめだよね?」
”何とか。サスを下から色々な周波数で振動させて動きを確認する装置を使わせてもらう話をしています。それを使うと走らせなくても工場内で音の確認等できますので。」
「残りの項目は?」
”リアサスがそういう状況ですので、4輪アライメントはリアサスの問題が解決してからということでまだやっていません。右リアドア下のコトンという異音も、ステアリングポスト周辺の異音も同様です。”
そんなわけで、明日夕方一旦異音未解消のパサートを引き取りに行くことになった。
”こちらの作業はすべてお約束通り保障の範囲内で対応させていただきますので。”
そりゃぁ当たり前だ。
どうせ一度で終わりゃぁしないだろうと踏んで保障満了日の1か月前に余裕を持って車検に出したのだ。
今回の問題は、その時に依頼整備した項目の中にすべて入っているので、保障期限切れ前に出ている現象なのだから保障範囲で整備してもらわないと困る。
”あ、それと先日お預かりした際に指摘いただいたフットレストについても対応しております。”
「あぁ。何なのあれ?」
フットレストで踏ん張るたびにベコッと言う音がする、これも異音系。
”前回ステアリング回りをやった時にフロアマットなども外していまして。その時にフットレスのカバー部分が外れてちゃんと元に戻っていなかったと言いますか・・・”
「またやっちゃったんだね? きちんともとに戻すって、単純なことなのにそれが毎度毎度できていないって、ホントこまったことだよね? ん?」
”申し訳ありません”
ディーラー担当とこんな話をしている横で我が家の相棒は
”もうやめれば?違うクルマにしなよ。ディーラーも信用できないんだし。”
とけしかける。
だけどね・・・
今日たまたまPresident OnLineでNewパサートに関するこんな記事を目にした。
記事から一部引用させてもらうと
「走行性能のチューニングで美点と思われたのは、直進性の良さと、不整な路面における振動吸収性能の高さ。とりわけ高速走行時の直進性は、遠くの目標にステアリングの修正なしに吸い寄せられるような良さで、プレミアムDと比べても遜色ないものだった。乗り心地も内外のライバルと比較してもトップレベルにあるが、この点については、日本メーカーのベテランテストドライバーをして「どうあっても追いつけない」と言うほどだった旧々型および旧型モデルのような圧倒的なフィーリングの良さと比較すると、やや退歩した感もあった。」
と書かれている。
褒めすぎだろうと思わないでもないが、Newモデルに勝る旧型(B6、B7)の”乗り心地のフィーリングの良さ”という記述には思わずニヤリとしてしまった。
コレなんだよな~、たぶん。
パサートは決して万人受けするクルマではないし、若い人には基本的に見向きもされない車だと思っている。
でも、静粛性の高さも含めてこの”フィーリングの良さ”に自分の波長が同調しちゃっているんだなと。
道具ってさ、一番重要な要素は手に馴染むとかカラダに馴染むとかっていう”フィーリング”なんだよね。
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