パサート後部サスペンション周辺の異音確認

８月１日の土曜日、「パサートの落ち着かないステアリングの挙動」を確認してもらうため、昼過ぎにディーラーに向かった。

落ち着かないステアリングの件と合わせて、車両後部から特定の条件で発生するコトンコトンという異音についても合わせて確認してもらうことにした。
実はこの音、はっきり覚えていないのだけれど年明けか春先あたりから始まったような気がする。

車検時にこの音とステアリングポスト奥から聞こえてくるカタカタ音（再発）についても確認対応を依頼していたのだが、現象が確認できないということで何も対応されないまま一旦返却されていたのだ。

前回工場長に連絡を入れてから２週間。
後部から聞こえてくるコトンコトンという異音については発生する状況がほぼつかめてきたのだ。

アスファルト舗装のひび割れが多くサスペンションが小刻みに上下動を繰り返すような路面がしばらく続く場所を時速４０Km/hで走行中にしばしば発生する。
速度が４５Km/hを超えると同じ場所を走ってもほとんど音はしないし、３５Km/h以下でもかなり頻度が下がる。

そして数日前、とある道で４０Km/h走行中に１００％この異音が発生する場所を見つけたのだ。
１００メートルくらいの区間異音が継続して発生する。
最初にこの道を走ったとき、おっ！と声を上げた。
Uターンしてもう一度同じ場所を同じ速度で走ってみるとばっちり同じように異音が発生する。
しかも今まで散発的に発生して耳にしていた音よりかなり大きくはっきりした音だ。

工場長を乗せてあそこを走るしかない！
そんな思いでディーラーの敷地にクルマを乗り入れるとクルマを降りる前に工場長が近寄ってきた。
早速助手席に乗ってもらいディーラーを後にした。

とりあえずはステアリング。
直進状態でステアリングが右にちょっとだけずれていることを確認してもらった。
そして常に微妙に右にステアリングを引っ張る感じと中央付近の落ち着きのなさも。

１００％異音が発生する場所へ向かう途中、彼は
”ステアリングのあたりのミシミシというような音が気になりますね”
と口にした。
「車検出すときにこの音も点検してって言ったんだけどね。確認できませんでしたって返してきたんだよ。」
”すみません”

彼は自分のクルマが車検から戻った位の頃にディーラー本社から異動してきたということだった。

”右の後ろのドアの下あたりからコツンという音が聞こえますね。”
「再発ね。最近頻度上がっている感じするんだよね。」


そしていよいよ例の場所に到着した。
「信号越えてからしばらくの間聞こえるから。」
”ハイ”

そして荒れた路面を４０Km/hで走行。
（うしろからあおってきたおばさん、ごめんなさい）

盛大にコトンコトンという音が聞こえてきた。

”あ、はっきりわかります。おっしゃってた通り、そのまんまの音ですね！”
「でっしょ～、俺は嘘言ってないし。」
”これは不安になる音ですよね”
「サスにガタが出てきてるときに聞こえるような音でしょ？」


と、それまでリアサスあたりから聞こえていたように感じた音がクルマの真ん中あたりからも聞こえたような気がした。


「ん？今真ん中寄りで聞こえた？」
”そうですね。お尻の下あたりから聞こえたような感じでしたね。”
「配管？」
”どうでしょう・・・”
「排気管ってこともあるか。難しいね、音って。」
”４つのマイクを使って音を測定する装置がありまして」
「ほっほぅ～、」
”それを使えば音の場所は特定できるかなと”
「もしサスだったら、フロントも同じ不具合がないか確認してね。頻度はだいぶ低くて発生パターンもまだ掴めてないけど、フロントサスのほうからも似たような音が時々するので。」
”わかりました”


１時間のドライブを終えてディーラーに戻り、連絡を待つことにして帰宅した。

日曜日の夜に電話がかかってきて、盆明けから１週間程度入院して集中治療することが確定した。
ステアリング：センター出しをやり直して４輪アライメントを実施
リアサス異音：音の発生源を突き止めたうえで対応
ステアリングポスト周辺のきしみ音：対応

そしてクラッチは再度交換作業をするという（理由は書かない）。

誠実に対応してくれているように見えるのでしばらく任せて様子を見ようと思う。