上高地ガイドウォーク 沢渡駐車場~大正池

2015/08/03

passat Volkswagen お出かけ パサートヴァリアント

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7月30日木曜日、仕事をサボって休暇を取って上高地へ出かけてみた。

上高地ガイドウォーク

そもそも上高地へ行ってみようと思い立ったのは松本市が毎月発行している広報誌に掲載された「上高地ガイドウォーク」参加者募集のお知らせだった。

「私たちの岳都・松本」という特集記事で上高地、乗鞍高原、美ヶ原高原が4ページにわたって紹介したされた。
この記事の片隅に、地元バス会社系列の後旅行会社が主催する冒頭のガイドウォーク記事が掲載されていたのだ。

7月から10月までの毎週月曜日と木曜日開催のネイチャーガイドウォークで、最少催行人員は20名。
松本駅を7時50分に出発して10時ころから3時間、河童橋から明神池を回るガイドウォークをした後、4時半頃に松本駅へ戻ってくるというものだった。

早々に申し込みをしたのだが7月27日になって申し込みが最少催行人員に満たないため中止になりましたとの連絡があった。
そこで休暇を無駄にしないため自力ツアーをすることにしたのだった。


調べてみると「上高地ビジターセンター」でガイドウォークをほぼ毎日開催していることが分かった。
(TOPページ左メニューのイベントカレンダーで確認可能)
ビジターセンターから明神池または大正池へ向かうガイドウォークが日替わりで開催されていて、片道2時間で料金は500円とリーズナブル。
しかも事前予約不要。

ガイドウォークにこだわるのは理由がある。
先日蓼仙の滝周辺を散策したとき、絶え間なく聞こえる鳥のさえずりで知っていたのはウグイスだけ。
ところどころに見かける可憐な花も知らない花が多い。
鳥ガイドブックや花ガイドブックを携行するよりナマのガイドにその場その場で教えてもらうほうが絶対効率的だと思った次第。

7月30日は明神池ガイドウォークの日なのでこれをベースに日帰りツアーのスケジュールを立てることにした。

ガイドウォークの出発時間は朝9時。
遅くとも8時半にはビジターセンターに到着していたい。
ガイドウォークは片道で明神池解散が11時ころ。
片道約3Kmなので余裕を見て1時には上高地バスターミナルまで戻ってこれるはず。
バスターミナルの帰路混雑は午後の早い時間から始まるらしいのでできれば混雑が始まる前に上高地を抜け出したい。

となれば、大正池はツアーの前に回っておきたい。
バスターミナルから大正池まではこちらも約3Km。
散策する時間などを考えると往復2時間。
ガイドウォークの集合時間からの逆算で6時半にはバスターミナルに到着していたい。
となる。

上高地へ向かう方法

上高地へ向かうにはいくつかの方法がある。
ツアーで上高地バスターミナルまで直行(別のツアーを探す余裕はあるが面倒)
松本駅バスターミナルから直行バス(1日1往復しかなく、松本バスターミナル発時刻は10時15分、往復大人1名4,550円)
松本駅から電車で新島々まで行ってそこからバス(電車700円、バス往復大人1名3,400円)
沢渡(さわんど)駐車場までマイカーで行ってそこから上高地行きのシャトルバスに乗る(30分毎の出発なので無駄がない、往復で大人1名2,050円)


一択で沢渡駐車場までパサートを飛ばして行ってそこからシャトルバスで上高地へ向かうことにした。
沢渡周辺の駐車場の料金は1日600円。
上高地バスターミナルに6時半に到着するためには5時10分の始発かその次の5時40分の2本のどちらかに乗らなくてはならない。
特定日運行の4時40分はさすがに早すぎる。

沢渡バスターミナルに最も近い沢渡第2駐車場までは自宅から1時間9分(Googleマップ情報)。
5時10分の始発バスをキャッチするためには自宅を4時に出る必要がある(早朝なので道路は空いているはずだから50分もかからないと予想)


ま、そんなわけで3時起床で身支度、軽食、その他を済ませて4時に自宅を飛び出したのだった。





バスガイドの記憶

ちなみに大学生時代の夏休み、東京から帰省して1か月強を前述のシャトルバスを運行する地元バス会社で毎年アルバイトした経験がある。
今のように運転手の頭上に設置されたテレビでビデオテープのガイドを流すシステムなどなかった時代だ。
上高地線や美ヶ原高原線は観光路線なのでバスガイドが乗車して要所要所のガイドを行っていた。
本職のバスガイドさん(ほとんどおばちゃん)は居たのだが、夏休み時期の繁忙期は満席になると出発するシャトルバスの本数は半端なく、多くの大学生(ほとんどが男子学生だったのはなぜだろ)がアルバイト車掌として上高地や美ヶ原高原へ向かう観光シャトルバスのバスガイドをして働いていたのだ。

多い日で1日に新島々~上高地を3往復したこともあり、下りバスの配車によっては1時間くらいの待ち時間があって、あちこち散策したこともある。
上高地線では焼岳や雲間の滝、釜トンネル、白骨温泉などガイドスポットも多く、分厚いガイド用の冊子を渡されて暗記し、揺れるバスの先頭に後ろ向きで立ってマイクとポールを握りしめてガイドをした?十年前の記憶がよみがえってきた(笑)



沢渡駐車場~大正池


沢渡第2駐車場
沢渡第2駐車場

4時50分頃に第2駐車場に到着。
駐車場はよくある無人駐車場と同じ出入り儀地のバーが斜めに跳ね上がるタイプで料金は後払いだ。
沢渡第2駐車場で主の帰りを待つパサート
沢渡第2駐車場で主の帰りを待つパサート
これは帰りに撮った写真だが、朝5時の時点では他には3~4台しかクルマは停まっていなかった。
ここでトレッキングシューズに履き替え、リュックを背負ってバスターミナルへ続く連絡通路へ向かった。

沢渡バスターミナル連絡通路
沢渡バスターミナル連絡通路

第2駐車場奥にある連絡通路の入り口。
昔はただの広場的な駐車場から次々とバスが出発していったものだが、いつの間にかとても立派なバスターミナルが出来上がっていた。
このトンネルの奥の階段を上るとバスターミナルだ。

5時10分発上高地バスターミナル行きのバス到着
5時10分発上高地バスターミナル行きのバス到着
辺りがすっかり明るくなったバスターミナルの1番乗り場には先客が数名。
待つこと数分でハイデッカーの新し目なバスが滑り込んできた時には後ろにも20名程の乗客が並んでいて、ここでの乗客は座席数の半分程度。
定刻を数分過ぎて出発すると途中数か所のバス停で続々と乗客が乗り込んできて80%程度の乗車率で沢渡エリアを後にした。
途中で乗り込んできた人たちの多くは周辺の旅館に泊まって上高地やその先の山を目指す方々だと思う。

上高地公園エリアに入り太兵衛平バス停に停車。
大きなリュックを担いだ数名の乗客が下車して行ったあと、
”次のバス停は大正池、大正池です。お降りの方は降車ボタンを押してお知らせください。”
のアナウンス。

あ、大正池でバス停まるんじゃん!
とにかく上高地バスターミナルまで行くという発想しか無かったけど、大正池で降りればバスターミナルから大正池を往復しないで済むじゃん!!
始点と終点を決めたら間のルートをあまりチェックしない悪い癖、リサーチ不足だ。

速攻で降車ボタンを押して大正池バス停で降りることにした。
ちなみに大正池バス停から先はどこで降りても料金は変わらない。

大正池バス停
大正池バス停
時刻は5時30分を少し過ぎたくらい。
バス停の左手にはレストハウスがあるのだが、当然この時間ではまだ開いていない。
その奥には大正池に下る階段があり、綺麗に整備されたトイレがある。

準備万端整えて大正池の畔へと歩き出した。

前ふり長すぎたので今日はここまで。





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