黒部立山アルペンルート「雪の大谷ウォーク」を歩いてきた

2015/06/07

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さて、これも半月ほど前の話になってしまうのだけれど、かねてからいちどは行ってみたいと思っていた黒部立山アルペンルートの「雪の大谷ウォーク」に行ってきた。

黒部立山アルペンルート公式ページはこちら


黒部立山アルペンルート 雪の大谷ウォーク


たぶん10年以上前に黒部ダム堰堤までトロリーバスに乗って行ったことがある。
大谷ウォークがある室堂は黒部ダムからさらに
  • 黒部ケーブルカー (5分、860円)
  • 立山ロープウェイ (7分、1,300円)
  • 立山トンネルトロリーバス (10分、2,160円)
と乗り継いでいく。
ちなみに黒部立山アルペンルートの長野県側入り口「扇沢」から黒部ダムまでの関電トンネルトロリーバスは16分、1,540円かかる。

扇沢にクルマを停めて行っても片道5,860円。
戻ってこないわけにはいかないので11、720円とはなかなか結構な交通費がかかる。

立山側から上る場合は
  • 立山ケーブルカー (7分、720円)
  • 高原バス (50分、1,710円)
立山までクルマで行ってこっちのコースを上る案も考えたが、館山駅周辺は駐車場が少なく未明から満車になるという噂(あくまで噂)。


大谷ウォークは4月16日から6月22日まで(2015年)の期間限定なので混雑することは必至。


そんなわけで、今回パサートは松本駅アルプス口そばのコインパーキングでお留守番させ、日本旅行主催のバスツアーに参加してみることにした。
他人が運転するクルマに乗っているより自分がステアリングを握っている方が疲れない性格なのでバスツアーなんて参加した記憶は無く、おそらく初体験。

今回の黒部立山アルペンルート雪の大谷ウォークツアーに限って言えばツアーで行くのは正解。
松本側から行くと4つの乗り物を乗り継いでいくわけだが、あらかじめチケットが手元になければたぶん2つ目のケーブルカー乗り場のチケット購入で心折れて引き返してしまうだろうと思う。

言葉が通じないマナーの悪いアジア系観光客がメッチャ多くて(もしかすると半分以上アジア系観光客じゃないかと思うくらいの多さだ)切符を買うのも容易ではないのだ。


5月16日土曜日7時30分アルプス口出発に間に合うよう、7時前に自宅を出発。
なんとこの日は未明から土砂降りで傘なしでは一歩も歩けないほど!
ツアーじゃなかったら速攻で中止するお天気だったが、そこはツアー。
ドタキャンできるわけもなくあわただしく駅から2分のコインパーキングに車を停めて駅前ロータリーへ。

あいにくの天気にちょっと恐縮気味の男性添乗員が待つ格安ツアー御用達の地元観光バス会社の大型バスに乗り込んだ。

8時半頃には扇沢に到着し、9時のトロリーバスで黒部ダムへ。

黒部ダム 堰堤
黒部ダム 堰堤
やっぱり雨でした。
しかもガスっていて山はほとんど見えず。
放水は6月頃からってことで見るべきものは何もなく、傘をさしてひたすら堰堤を歩いてケーブルカー乗り場へ。

ちなみにこの時期気温は一桁なので服装は冬物のダウンコートがばっちり。

ケーブルカーに乗り継いで黒部平へ。

黒部平
黒部平
標石の前で写真を撮っていると、言葉の通じない観光客のおばさん連中がワイワイ大きな声で騒ぎながら標石の前にやってきて勝手気ままに写真を撮り始めた。
声はデカいし荒々しいし、某弱無人だし、ホント腹が立つ。
ちゃんとした写真を撮ることはあきらめた。

日本人観光客は、他人様が写真を撮っている前は横切らないでじっと待つし会話も静であたりの雰囲気を大人しく楽しむマナーの良さ。


山を覆う雲、雲、雲
山を覆う雲、雲、雲
立山連峰や槍ヶ岳などが見える、筈の絶景ポイントはどこを向いても雲、雲、雲。
ただ、この時点で雨はほぼ上がり先の行程に一縷の望みをつなぐナリ。



大観峰から黒部湖を望む
大観峰から黒部湖を望む
ロープウェイで大観峰に到着。
展望台正面に見える山は赤沢岳かな。
遠く眼下に見えるのはエメラルドグリーンの黒部湖。
全体的にうす~く霞がかかった感じで感激も薄め。



さて、最後のトロリーバスに乗り継いで11時30分頃ようやく室堂ターミナルに到着。
昼食は1時からということでとりあえず大谷ウォークの現場へ向かうことにした。

室堂ターミナルを出ると立山側から上ってきたバスがズラリと並ぶ駐車場。
そして、なんと青空!!

いやぁ、日頃のオコナイですなぁ~
100mほど歩くと道の両側に雪の壁が現れた。

雪の大谷ウォーク限界点
雪の大谷ウォーク限界点
上の写真は大谷ウォークの限界点から立山側を撮ったものだ。
雪の壁が続く500mほどの区間はセンターラインにロープを張って道路の半分を歩行者用に解放しているのだが、ここから先へ歩いていくことはできない。




地元の新聞記事にこの壁を作った人のインタビューが掲載されていた。
この雪の壁、積もった雪を掘り進んだ結果の壁ではなく、積もった雪を道の両側に積み上げて作り上げたもので、彼らは”自分たちの芸術作品”と表現していた。

公式ページを見ると6月4日現在の高さは11mとなっている。

自分が訪れたこの日の高さは13mほどだったように思う。

室堂ターミナル裏の山
室堂ターミナル裏の山

大谷ウォークを往復して室堂ターミナルに戻ってくる頃には空は一面白く曇ってきた。
なんとまぁ、この日はホント、大谷ウォークを歩く間だけお日様が精いっぱいの笑顔を見せてくれた感じだ。

レストラン立山のツアー飯
レストラン立山のツアー飯
10分前集合で13時からのお昼だったのだが、レストランの入り口は恐ろしいほどの人混みで、20分は待たされただろうか。

食事チケットを購入するフリー観光客もちらほら見られたが、食事にありつくのにおそらく30分以上かかっている様子でみなさんうんざり顔。

広大なレストランは次から次へと食事客が入って食って出ていく流れ作業。
それでも団子汁、ごはんと9種類の小鉢お惣菜が割とおいしくてほっと一息つける時間だった。






昼食を終了し、室堂ターミナルから高原バスで大谷ウォーク通り抜けて美女平へ。
美女平からはケーブルカーで立山駅まで一気に駆け降りた。
出迎えの朝の観光バスに乗り込む前にふと柵の向こうをのぞき込んだらローカル線の電車が2両も停まっていた。

向こう側のは古い趣のある車両でもうちょっとちゃんと撮りたかったんだけど、
”バスが出るどぉ~”
残念・・・

立山駅
立山駅

4時30分ころ、魚津「海の駅」蜃気楼到着。

魚津「海の駅」蜃気楼
魚津「海の駅」蜃気楼
海の家 蜃気楼

この建物の右手にはプレハブ小屋があって、ここで買った海産物をその場で焼いて食べるシステムがあるようだ。
我々のツアーが到着したのはもう4時半で他のお客さんもほとんどいなくて、浜焼きコーナーもほぼクローズ状態。
もちろん我々のツアーはここで食事を取る予定はなく、買い物をさせられるだけ。

とはいえ、刺身用の大振りなホタルイカとか鱒寿司、干し甘海老とかいろいろ買い込んだ。
鱒寿司は富山のますのすし本舗のが有名で近所のスーパーでも時々帰るくらいポピュラーだが、ここで買ったのは別の会社のものだった(社名失念)。

本舗のものより鱒の身が厚くて酢飯もしっかり酢が効いていて旨かった。
大きな干し甘海老はビールのつまみに絶品だったし、ホタルイカの刺身もコリコリ旨かったっす。


あとはひたすら走って、途中温泉で有名な小谷道の駅で小休止して松本に向かい、8時前に到着。

で、このツアー1万5千円ほど。
安くはないが、乗り継ぎ乗り継ぎの面倒さを考えるとこんなものだろう。


大谷ウォークは6月22日までとなっているが、行くならオープン直後のできるだけ早い時期、ゴールデンウィーク前に行くことをお勧めする。

バスの排気ガスのせいだろうか、雪の壁が黒ずんでいたのだ。
高い雪の壁は一度は見る価値があると思うが、日数がたつと汚れが目立ってちょっとがっかり気分を味わうことになるかもしれない。

この教訓を生かしつつ来年は乗鞍の雪の回廊を目指してみたい、かな。


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