代車 トヨタVits |
以前にも一度、戻ってくるはずの代車がまだ戻ってこないということでレンタカーが代車として出てきたことがある。
その時のクルマはスバルのインプレッサだった。
今回は整備がとても立て込んでいるということで、当初の予定から5日ほど延期の依頼があっての入院だったのだが、代車が出払っていたということなのだろう。
走行距離 4,000Kmちょっとの代車 |
このクルマ、エンジンをかけてびっくりした。
セルモーターの音がまるで軽自動車のような軽薄でけたたましいギャンギャンギャンという音だったのだ。
あ、今どきの軽自動車はエンジンストップ機能付きだからこんな音はしないっぽい。
で走り出してみると
”あぁ~だめだ、CVTだぁ~”
苦手なCVT独特のエンジン挙動。
発進時にアクセルを踏み込むといきなりエンジンの音がウワァ~ンと吠え立てて回転が上がるのだが、スピード上昇は2拍も3拍も遅れてもっさりと加速が始まる。
しかも加速中に車速が上昇するのに比例しないで一定のエンジン音(回転数)がしばらく続く。
そして、定速走行に入るくらいからエンジン音が下がっていく。
この車速とエンジン音が比例しないCVTがメッチャクチャ苦手だ。
タコメーター付きのクルマだと、スピードメーターの針の動きと全然同期しないタコメーターの針の動きでストレスは倍増するのだが、幸い最廉価版と思われるレンタカーVitsにタコメーターは搭載されていなかった。
自宅に戻ってVitsのサイトをチェックしてみると、廉価版Vitsは1,000ccのCVTエンジンだった。
本体価格は115万円。
微妙だなぁと思う。
廉価版のVitsを買うなら、軽自動車の上級グレードを購入した方がよっぽど幸せになれそうな気がする。
そして、何にも増して許容できないと思ったのはステアリングの挙動だ。
このブログで何度も書いているが、自分のステアリング操作は切ったら掌のなかでスルスルとホイールを滑らせてステアリングホイールポジションをセンターに戻すというスタイルだ。
これはステアリングホイールが直進状態まで自然に戻って安定することが前提だ。
17年乗った先代の愛車VOLVO以来20年以上このスタイルだ。
Vitsはどうかというと、ステアリングを30度位まで切り込んだ後に手を放してもセンターまで戻らない。
手を放すとそのままの角度で進んでいこうとする。
もちろん90度、もしくはそれ以上に切り込んだときもとに戻ろうとするのだけれど、センターまでキッチリ戻ることはない。
緩い左カーブでステアリングを左回転に押し込んだ後、カーブの終盤でステアリングから手を放してもそのまま左へ回り込もうとする。
勢い、ステアリングを切った後は逆方向へ引っ張ってステアリングを中央に戻してやらないとガードレールにぶつかってしまうことになる。
大きなカーブの後も同じで切り込んだステアリングは中央までピタリと戻らないため、常にステアリングを左右に押したり引いたりして進行方向を定めなくてはならない。
これはCVT以上に、いやそれとは比較にならないほど大きなストレスを感じてしまう。
先代愛車、パサート共に直進安定性なんてことは特別に意識したこともなく、ステアリングから手を離せば自然とセンターに戻り、クルマは基本的にまっすぐに走るものだいう前提で身についてしまったステアリング操作。
あまりに自然でそれが普通のことだと思っていたのだが、Vitsのステアリングを握ってみて直進性というものがどういうことかを認識した。
「矢のような直進安定性」なんてどんなもんなん?
なんて思っていたのだが、そっか、自然と直進ポジションに戻るって事だったのかなと改めて意識させられた今回の代車だった。
さて、今回の愛車パサート再整備、ステアリングを切る度にカリカリカリカリと音がする、いわゆる「異音」系の不具合を追加で整備依頼したのだが、その対応は予想外のものとなった。
その件については別途書きたいと思う。
いやぁ~、ステアリングがセンターにキッチリ戻るって良いもんですね!
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