だいぶ前のことになってしまうのだけれど、5月の連休中に岐阜県馬籠宿から長野県妻籠宿までの約8Kmある中山道ハイキング「お元気コース」を歩いてきた。
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中山道 一石栃口の石碑 |
「中山道自然歩道ごあんない」図はこちら
案内図にあるように、馬籠宿から馬籠峠までの3Km弱は登り坂、そして馬籠峠から妻籠宿までの5Kmちょっとはほぼ緩い下り坂が続くコースで全行程約8Kmのコースだ。
松本から妻籠・馬籠に向かう場合次の2つのルートが考えられる。
- 国道19号線をひたすら南下して南木曽の先で国道256号線に入って妻籠宿に入る
- 中央道を使って中津川インターで降り、国道19号線を北上して途中から県道7号線を通って岐阜県馬籠宿に入る
妻籠~馬籠の行程は8Km。
同じ道を往復歩くのはしんどいので、どちらの宿から開始するにしても到着した宿からクルマを置いてある宿までは路線バスを利用して戻るのが一般的ではないだろうか。
案内図を見れば馬籠宿から妻籠宿へ向かって歩くほうが下りが多くて足腰に優しいのは一目瞭然。
2015年5月現在の路線バス時刻表を確認してみるとゴールデンウィーク及び夏季の臨時運行を含めても1日5往復しか無く、しかも運行間隔は2時間強!
バスの時間を気にしながら歩くのでは落ち着いて景色も楽しめないし、一本逃したら2時間以上待ちになるのはつらい。
そんなわけで、妻籠宿まで行って駐車場にクルマを停め、始発のバスに乗って先ず馬籠宿まで移動、そこからユックリと妻籠宿に向かって歩くことにした。
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妻籠宿 第2駐車場に駐車中のクロパサ |
南木曽駅発馬籠行きのバスの始発は8時40分で、妻籠宿は8時47分となっている。
路線バスを運行する「おんたけ交通」に電話をしてみると、第2駐車場に車を止める場合は「妻籠橋」が最寄りのバス停になると教えてもらった。
朝6時チョッとすぎに自宅を出発。
あらかじめGoogleストリートビューで駐車場周辺を確認しておいた風景を”うんうん、ここここ”とトレースしながら、余裕をもって8時半前には駐車場に到着。
入口で500円也の駐車料金を払うと管理棟の左側駐車スペースの一番奥まで直行。
この時点で他はに数台しか停車していなかった。
上の写真の右側に見える県道256号線に上るスロープはパサートのすぐ手前にあり、県道に出て反対側にわたるとそこはもうバス停だ。
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妻籠橋バス停(道路反対側の白い柵の向こうが駐車場) |
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妻籠宿 |
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妻籠宿 |
この緩やかな坂を上った右手が展望台で恵那山が見えるはずだった。
空は青空で雲も少ないように見えるのだが、恵那山方向は一面の雲で残念ながら山の形すら目にすることができなかった。
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中山道 |
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中山道 |
道中はこのようないかにも旧中山道といった趣の道もあれば舗装路や民家の脇道など様々だ。
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水車 |
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花桃 |
あちこちに花桃の木があって結構満開だった。
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馬籠峠 |
舗装路をしばらく歩くと標高801mの馬籠峠に到着。
こちら側が岐阜県、向こう側が長野県だ。
舗装道路を離れ右奥へ向かっていくとあとは妻籠宿へ向かって下るだけだ。
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森林浴 |
峠の先、しばらく歩いたところからルートを外れて下った先に男滝・女滝がある。
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男滝 |
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女滝 |
男滝は手前にあった大きな石の上にカメラを固定して遅いシャッターで撮ってみた。
女滝にはカメラを固定できる場所がなかったので逆に流れ落ちる水を止めようと思ったけど止まり切っていなかった (>_<)
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軒先につるされた籠 |
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たぬたぬ |
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たぬたぬをかざってあるお店 |
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藁の馬 |
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趣のあるお宿 |
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妻籠宿本陣 |
妻籠宿も馬籠宿もここは都会の雑踏か?!ってくらいの人混みと同じようなモノを扱う同じような土産物が多くてちょっと期待したのとは違うかなという感じだったけど、中山道ウォーキング中はすれ違うほとんどの人が”こんにちは!”と声を掛け合う山歩き風でとても気持ちよく歩くことができた。
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桜 |
遅咲きの八重桜は満開を少し過ぎたくらいで美しく咲いていた。
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完歩証明書 |
200円を払って馬籠宿の観光案内所で購入した証明書は、妻籠宿の案内所でハンコを押してもらった。
ヒノキの薄い板製でとても香りが良い。
これから梅雨の時期になってしまうが、梅雨明けの緑が濃くなる頃や秋の紅葉の時期にはまた違った趣があってよいのではないかと思う。
薄い靴底のスニーカーやタウンシューズではなく、しっかりとしたトレッキングシューズで歩くのがお勧めだ。
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