今度の週末から一般公開が始まる東京モーターショー。
東京に住んでいたときは毎回楽しみにして必ず訪れるイベントだったが、地方へ引きこもってからは一度も行っていない。
今年の東京モーターショーでフォルクスワーゲンは新しいゴルフヴァリアントを発表したらしい。
Dピラーの造形は頑張ってゴルフ感を色濃く残している感じがするのだが、自分的にはちょっとやっちゃった感がある。
もちろんこのデザイが素敵だと思う方も多いだろうし、デザインの良し悪しなんて嗜好品同様好みは千差万別なので、単なる感想だ。
自分は基本的にプレスラインが好きではない。
古い車だが、Benz 300Eの境目の無いパンッ!と張ったフロント&リアフェンダーが好きだ。
例えて言えば、升の中に置いたグラスにナミナミと注いだ日本酒がグラスの縁でかろうじて留まって丸く盛り上がっているような、自然で張りのあるラインが美しいと思う。
シッカリこねてつるっつるに練り上げた粘土の表面に竹べらの渾身の一撃でスパっと切り裂くようなラインを一発入れた、そんなラインなら許せるけど、2本も3本も切り裂いてしまったら台無しだと思う。
新しいゴルフヴァリアントはヘッドライトのエッジとかDピラーの根本の切り返しとか前後のバンパーとか、無駄に線を引きすぎちゃってる感じがしてならない。
せっかくの張りのあるフェンダーがあるのに、Dピラーの下へ流れるラインがリアコンビから横にすっと引かれたプレスラインで断ち切られてしまった感じがしてなんだか残念だ。
ドアハンドル下のラインはGolf7ハッチと共通なので仕方ないとしても、Dピラーの下までラインを引っ張らなくても良かったのにと思う。
まぁ、写真だけで実車見てないからアレですけどね。
もっとも、ベンツの2代目Eクラスが出た時もあんなふざけたヘッドライトカッコ悪!とか思ったけれど、スルメみたいにジワジワと良さげ感が出てきたように、そのうちこのゴルフヴァリアントもいいなぁ~なんて思うかもしれない。
なんせ、ライトバンスタイルのクルマが大好きなもので。
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