ツメの甘いステアリングスイッチ系
もしかすると一番ダメなのはこれかもしれないですね。
プジョーリフターGTのステアリング |
プジョーリフターGTのステアリングスイッチ |
②音量調整ボタン
③設定ダイヤル
④LIST ボタン
⑤SRC ボタン
⑥TEL ボタン
このステアリングボタンを見れば、だいたい何がだめなのかわかる人はわかるかと思いますが、カーソルキーがありません。
加えて、戻るボタンや決定ボタンがありません。
加えて、戻るボタンや決定ボタンがありません。
③の設定ボタンが上下スクロールに対応し、押し込むと決定の動作になるのですが、一つ前に戻る操作をしようとするとタッチパネルに手を伸ばさなくてはなりません。
車両の設定機能を操作した後、メディア再生やナビに戻ろうとした場合も同様にタッチパネルに触らないと操作できません。
TELボタンがありますが、通話を開始する場合はダイヤルパッドがディスプレイに表示され、タッチしてダイヤルしなくてはなりません(この当たりはAndroid Autoの制約かもしれませんが)。
”OK Google”で直接電話をかけさせるほうがよっぽど安全ですから、このボタンは使うとしても着信専用でしょうね。
”OK Google”で直接電話をかけさせるほうがよっぽど安全ですから、このボタンは使うとしても着信専用でしょうね。
何かにつけて、ステアリングスイッチとタッチパネルの両方を操作しないとやりたいことが完結しません。
視線の移動が発生するため、安全性に少なからず問題ありです。
このあたり、ACCのクルーズ速度設定ボタンの動作にも通じる”ツメの甘さ”を強く感じます。
”一応ボタンはいくつか用意したから使ってね。でもボタンで操作できないケースもあるからその場合はタッチパネルで操作してね。”
そういう感じです。
UI(ユーザーインタフェース)というのは、操作者と操作される機器の重要な接点であり、この部分の出来が悪いと利用者はその機器に対して極めてネガティブな印象を抱きがちです。
”操作感悪くて使いづらいね。”
一度そう思ってしまったらどんなに性能が良くても離れていくユーザーは少なくないと考えます。
物理的なボタンのレイアウトは少なくともマイナーチェンジあたりまで変更できないでしょうが、ソフトウェアでなんとかなる部分は少なくないと思います。
例えば、表示画面に応じて②のボタンを左右キーに割り当てる、などです。
例えば、表示画面に応じて②のボタンを左右キーに割り当てる、などです。
ACC設定も含めて、もう少し真面目にUIについて考えて欲しいと思います。
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