OSBボード返却

6月末にベッド用の床板としてコメリで購入したOSBボードです。

OSBボード
OSBボード

2枚購入しました。
匂いが気になって、普段使っていない部屋に1週間放置していましたが全く匂いが薄くなる気配がなく、部屋中がこのボードの匂いでいっぱいになってしまいました。
接着剤の匂いなのか木材片の匂いなのか定かではありませんが、鼻を突くような匂いがきつすぎて、これをベッドの床材に使ったら絶対に安眠できないだろうという結論に到達。

コメリさんに
”匂いがキツすぎて所期の用途で使えそうにないのですが、別の商品に交換するか返却できないでしょうか”
とお伺いしたところ、快く返却を受け付けていただくことができ、返却しました。
返品期限ギリギリ1週間を1日過ぎていたのに、コメリさん勝手言って申し訳ありませんでした、感謝です。

OSBボードをコンクリート打ちっぱなしと同じような感じで、むき出しで壁などに使っているデザイン住宅っぽい家や店舗の写真を見かけますが、あれ、匂いはどうしているんでしょう。
水性ニスを何度も重ね塗りとかするんですかね。
気になります。

ベッド床板決定

そんなわけで7月前半は、コメリやケイヨーデーツーやカインズや綿半などの資材売り場をあちこち歩き回って木材ボードの匂いを嗅いだり重さを確認したりしていました。
コンパネ持ち上げて匂いをクンクンしているおっさんはちょっと怪しかったかもしれません。

そして、塩尻のプラスワンで見つけたのがこれ。
厚さ15mmの化粧ボードです。

謎のJボードタモ
謎のJボードタモ

Jボードって何だかよくわかりません。
タモって木の種類だと思いますが、表面は全面化粧パネルを貼り付けてあり、匂いはまったくしません。
この化粧パネルの木目(調)が”タモ”調ってことですかね。

兎にも角にもリフターの室内横幅が120cmなので、板の長さがサイズ的にシンデレラフィットです。
板の幅が各種あるのも好都合でした。

サイズを組み合わせて5枚購入しました

Jボードを購入して置いてみた
Jボードを購入して置いてみた

後ろ2枚は板の幅40cmと35cmの2枚で75cmの奥行きです。
リアシートを起こしたときの奥行きサイズです。
前3枚は板幅35cmを2枚と30cmを1枚で100cm。
全体で175cmの奥行きです。

フレーム固定部はすべてネジ止め

7月前半時点でのフレームはこんな感じ。
ここから更に色々微調整が入っていますが、大枠は変わっていません。

床フレーム
床フレーム

前側側半分は3分割してそれぞれ別々に取り外し可能になっています。
これは、主に移動時にフロントシートを前後に調整したりリクライニングしたりできるようにすることと、後席の左右シートを起こして、シートに座って社内で食事などができるようにするためです。

基本的に取り外しをしない部分はイレクターの専用接着剤を使わず、全てネジ止めにしました。

ネジ止め
ネジ止め

こんな感じです。
ネジは3.5x16mmを使い、ドリルで穴あけしてからネジ止めしました。

パイプとジョイントを接着してしまうと二度と取り外しができず、後で改造したくなった時にはジョイント周辺のパイプを切ってジョイントごと捨てるしかなくなるという無駄を防ぐためです。
ネジ止めならジョイントもパイプも再利用可能です。
パイプはサイズが合えばの話ですが、短く切って再利用することは可能ですしね。


ビニールレザーとウレタンスポンジ

最悪、床板むき出しのままでも以前クロパサで使っていたマットを敷けば寝られそうではあったのですが、せっかくなのでウレタンスポンジとビニールレザーシートを購入してベッドっぽくしてみました。

サンゲツのビニールレザー生地購入
サンゲツのビニールレザー生地購入

ソファーや椅子を修復するのに使われる感じの黒のビニールレザーです。
1m1,456円で、1m単位で長さを指定して注文できます。
板5枚をそれぞれ巻き込むので、巾137cmは好都合ですが、2mでは足りないだろうと判断し、3m購入しました。

クッションはプラスワンで暑さ10mm、幅1200mm、長さ200mmのウレタンチップを固めたスポンジを2巻購入しました。
厚さ10mmだと底付きして膝を立てたときなど痛いかなという読みで、2枚重ねにしてみました。
1ロール2,000円でした。

ネットを調べると硬度の異なるウレタンを2枚重ねるなどのテクニックもあるようで、車中泊ベッド一つとっても奥が深いです。

ウレタンスポンジ
ウレタンスポンジ


こんな感じの細かめのウレタンチップを固めたものです。

ウレタンスポンジ
ウレタンスポンジ
パッケージを開いた直後は酸っぱいような匂いがして若干不安だったのですが、広げて2晩ほど放置したら匂いは気にならなくなりました。

これらをそれぞれサイズの異なる板にサイズを合わせて切り、ダイソーで買ったタッカーでバチバチとめていきました。

完成したベッドフロア
完成したベッドフロア

5枚の床板を全部並べるとこんな感じで、幅120cm、長さ175cmのベッドフロアが完成です。
ぱっと見、純正販売している20万円のベッドキットと遜色ない感じです(自画自賛)。
材料費は3万円ちょっと、工賃はプライスレスです。

この状態で腰をおろしても、頭上にわずかに隙間が残ります。
ただしリフターGTの天井中央部には前後方向にアンビエントライト通っていて、この部分が結構張り出しているので頭が当たります。

ベッドフロアの高さは元々装備されているラゲッジルームトレイを乗せるサポート部(下側)に合わせてました。
高さ約30cmです。
イレクターのアジャスター部品で微調整できます。


ラゲッジトレイ
ラゲッジトレイ


リアシートを起こすとこんな感じです。

リアシートを起こしたところ
リアシートを起こしたところ

この状態で使用する時は、前の床板3枚をラゲッジトレイの上段側に3枚重ねて置き、前方に飛び出さないようワンタッチロープで固定します。


3分割フレームの真中部分は残しておいて、前席アームレスト後方ギリギリまでのサイズのテーブルボードを設置します。

リビングモード時のテーブル
リビングモード時のテーブル

これは9mm厚の合板を切ってダイソーのカッティングシートを貼りました。
板の裏にネジ止めしたイレクターの脱着可能なジョイントでフレームのパイプにはめ込んで固定します。
前方に2つ、丸い穴を開けて大きめのプラスチックカップ(遊園地などでドリンクを入れて売っているラージサイズのプラカップ)をスポッとはめてドリンクホルダーなるようにしました。

前席背面の簡易テーブルは強度が心もとなく、ストッパーが無いため重いものを乗せると支えられずに収納モードに戻ってしまうので使いません。
左右のシートに2人で座った時、真ん中にテーブルがあると食べ物やおつまみなどを並べてシェアしやすいというのもあります。

テーブルはもう5cmくらい幅が広くても良かったかなと思っています。

横幅の調整

床板は裏側をまだ始末していないので見た目がとても汚いです。
フェルト生地をタッカーで止めて裏の目隠しをしたいと思っています。

L字型の切り欠き
L字型の切り欠き


後部の床板2枚はそれぞれ持ち上げて床下の収納にアクセスできるようにしました。
元々120cmの長さの板はリフターのラゲッジ幅ぴったりなので、ビニールレザーを巻くために1cm切断しました。
それでも写真の様に跳ね上げようとすると上段のサポート部の出っ張りに当たってしまい、開口部が20cm程度しか持ち上げることができません。
それで、引っかかる部分だけ左右1cmずつ更に切断してL字型にしてギリギリ当たらないようにしました。
これで、リアシート側もリアハッチ側も床板の縁を持って90度まで跳ね上げることができ、床板下のものにアクセスできるようにしました。
固定していないので、それ以上に開けると反対側に倒れてしまいます。
固定方法が課題です。

L字型の切り欠き部分やコーナーのビニールレザーの始末は素人なのでかなりいい加減です。
巻き込み部分を長めに取っているのは、板がイレクターパイプやジョイントに当たってガタガタ音を立てないようにという思惑もあります。

バッテリーと冷蔵庫

バッテリーと冷蔵庫はこんな感じで配置しました。
リアシート側から見ています。
ポータブル電源EcoFlowDELTA2冷蔵庫アイリスPCR-15U(15リッター)です。

バッテリーと冷蔵庫
バッテリーと冷蔵庫

上の法に少しだけ見えている銀色のフックはS字金具で、床板を開けた状態で固定するための簡易対策です。
3枚重ねでラゲッジサポート上段に置いた床板を纏めるワンタッチロープに引っ掛けることで、手で支えていなくても開いた状態をキープできるようにしました。

これは結構重要でした。
灼熱の佐渡島で、床板を閉めておくと冷蔵庫の排熱がこもってしまい、冷却のためにコンプレッサーがフル稼働し、消費電力が上昇して更に熱を放出するという悪循環が発生しました。
その状態になると冷蔵庫の消費電力が定格45Wのはずが80W前後に達します。
EcoFlow DELTA2のシガーソケットからの充電はMAX100Wなので、ほとんど充電できない状態になります。
床板を開いた状態で固定することで冷蔵庫の排熱が改善され、消費電力が定格に収まるようにすることができました。
なので、ベッドとして使用しないときは常に床板を開けた状態に固定することにしました。

いずれ、排熱を強制的に車外へ吐き出させるような仕組みを追加したいと思っています。


バッテリーと冷蔵庫
バッテリーと冷蔵庫

冷蔵庫はフレームに対してほとんど余裕が無いくらいピッチリですが、蓋の開閉は問題ありません。
Fusion360で何度もシミュレーションしてサイズ調整をしたので、そのへんはバッチリです。
後席右側に座った状態から少し体を捻って中のものを取り出すことは容易です。

佐渡周遊

最低限車中泊できる状態に仕上がったので、7月末に3日間佐渡島を周遊してきました。
追加で持っていった家電は1リットルの象印電気ケトルのみ。

車内でハムサンドやポテサラサンドを作ってコーヒーを淹れて朝食をとる程度のことは問題なくできました。
色々課題が見つかったので、少しずつブラッシュアップして超ロングドライブに備えたいと思っています。
さしあたっては、冷蔵庫の抜本的な放熱対策と真夏の夜の暑さ対策が急務です。

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