御殿場方面に抜け、右手に富士山を眺めながら伊豆へ南下する行程の所要時間は約2時間。
あいにくの天候、厚く垂れさがる雲に隠れて富士山の姿は全く見えず、遠方なだらかに続く裾野の斜面から辛うじて
”あのあたりに富士山があるんだ”
と想像するだけで富士山の横?を通り過ぎた。
浄蓮の滝
浄蓮の滝 - Wikipedia
浄蓮の滝観光センターの駐車場に到着したのは11時。
浄蓮の滝は20年以上前の若かりし頃、東京か神奈川のどちらかに住んでいた時に、田舎から両親、祖母を呼んで家族旅行で訪れたことがあるらしい(相棒談)。
”らしい”というのは、滝を間近で見ても何の記憶も蘇らなかったから。
唯一残っているその時の記憶は、踊り子さんの衣装を身に着けたガイドさんが案内するボンネットバスに乗って天城峠のトンネルを抜けたことくらいか。
浄蓮の滝駐車場 |
観光センター横の通路を抜けて階段を下り滝へ向かった。
みぞれ交じりの小雨で路面に雪はなく、急な階段と下り坂濡れてはいたものの歩くのに支障がなかったのは幸いだった。
浄蓮の滝1 |
左奥の洞窟のような空間とそこに流れ落ちる一筋の細い滝?がちょっと気になりますねぇ~。
浄蓮の滝 柱状節理 |
浄蓮の滝2 |
落差25m、幅7mと言われる浄蓮の滝は水量豊富で、広い滝壺に勢いよく流れ落ちる滝が舞い上げる水煙で下の方は少し霞んで見えるほど。
力強く勢いを感じる滝だ。
この日、頑強な三脚に業務用ビデオカメラを乗せて撮影するカメラマン(ビデオマン?)とスタッフさんと思しき方々が滝手前の歩道を行ったり来たりして滝の撮影をしていた。
あれこれ会話を交わしながらの撮影で何かの撮影のためのロケハンな感じ。
邪魔しちゃ悪いと思うし、引いて滝を撮ろうとするとフレームに入り込むし・・・
わさび田 |
バスを連ねてやってきた某国の傍若無人な観光客集団もぞろぞろと居たりして・・・
浄蓮の滝 女郎蜘蛛伝説 |
長大な女郎蜘蛛の伝説が書かれたパネルが滝へ下る階段の手前に設置されていた。
後でちょっと調べてみると、この女郎蜘蛛伝説は「日本昔話」にもなっているらしい。
「浄蓮の滝の女郎ぐも」
パサートのフロントガラス越しの「伊豆の踊子」像と観光センター |
観光センター横には「伊豆の踊子」像。
名物?「元祖ちょい辛わさびソフト」があったけれどパス。
わさびはやっぱり信州安曇野が一番でしょ、って思っているのは自分だけじゃないはず。
以前何度か伊豆周辺で購入した好物の”わさびの粕漬”は、信州産わさびを使用した地元のものに比べるとどれも辛さが物足りなかった記憶がある。
滞在1時間、空腹を感じ始めた12時過ぎ、出発しようとクルマを前進させ始めたところ、斜め前方に停まっていた観光バスから飛び出してきた2人の某国観光客とガイドと思しき女性が立ち止まることなくパサートの前を走り抜けた。
動き始めたばかりだったので事なきを得たが、先に飛び出した女はこちらを振り向いて何かわめきながらそのまま観光センター横の滝へ向かう通路へ走っていった。
”何か忘れ物して慌てて取りに戻ろうとしたのかもね”(相棒談)
理由は関係ない。
バスのステップを下りてそのまま立ち止まることもなく走り抜けるってバカだろ。
怒鳴りつけたいのはこっちのほうだ!
沼津
お昼は沼津で海鮮と決めていた。
所要時間は1時間。
1時は過ぎそうだけどピークを外すことになるので逆に良いかなと。
道の駅愛好家(笑) としては名物道の駅は外せない。
「海鮮、沼津、道の駅」でググって目についた「竜〇海〇市場」を目指すことにした。
”口コミ評価、あんまりよくないよ。団体さん向けなんじゃない? どうする?”
どうすると言われても、お任せするしかない運転手。
”「沼津 港八十三番地」ってあるんだけど、どんぶりとか海鮮焼きとかいろんなお店があるよ、そっちにする?”
「ハイ! そっちへナビよろしく!!」
途中から左折して港の方へ向かってGo!
港八十三番地に到着。
あちこちにある統一料金の立体有料駐車場にイン。
一通り八十三番地とその周辺をウロウロし、金目の焼き物が食べたいという相棒のリクエストに従い焼き物の定食が豊富なお店に入ろうとすると、
”申し訳ありません、今日は団体さんが入ってまして。貸し切りなんですよ~”
(またも某国・・・)
イケメンのお兄さんがホントに申し訳なさそうに頭を下げることしきり。
”海鮮と、金目焼きが食べたいんですけど、おすすめのお店どこかあります?”
という相棒の質問にわざわざイケメンお兄さんが電話でどこかに確認してくれ、
”金目は今日終わっちゃったらしいんですけど、海鮮なら一押しです”
と紹介された「伊助」さんへ向かうことにした。
まぁ、イケメンさんと同い年くらいのお兄さんが調理場で仕事をしている店だったので、友達ネットワークで紹介されたんではないかという疑惑もないではない・・・
海鮮丼専門店 伊助 |
1時半を過ぎていたので店内には2人連れの女性のお客さんが1組だけ。
海鮮丼 |
注文したのは、いろいろ盛られた「海鮮丼」、今日のお刺身三種盛り、白子(相棒専用)、生しらす。
”こちらがお刺身の三種盛りです。ハマチ、真鯛、ダルマになります”
”こちらがお刺身の三種盛りです。ハマチ、真鯛、ダルマになります”
運んできてくれた綺麗なおねぇさんの説明に
”??ダルマ? 何? ダルマって何ですか?”
って聞いてちゃんと教えてもらったんだけど・・・・・・・忘れました・・・
「めだい」だったかなぁ~
白身のおいしい魚でした、ハイ。
「めだい」だったかなぁ~
白身のおいしい魚でした、ハイ。
アジフライなどなど |
ひゃぁ~ボケボケ写真。
アラ汁、アジフライ、、、右端の揚げ物は何だっけ?
10種類以上のネタが盛られた海鮮丼は一つ一つの切り身は小さい物の、どれもプリプリの食感でペロリ!
手前のアラ汁は海鮮丼に付いてるやつで、相棒は別に単品で頼んだんだけれど、いろんな種類のアラがタップリ入っていて旨し!
伊助さんで会計するときにおすすめの干物屋さんを教えてもらって向かったのは「サスヨ」さん。
訪れたのは支店の方で、後で立体駐車場に戻ると目の前が本店だった。
こちらでキンメの干物と、
”これはうちにしかないです!”
と勧められた真鯛の干物を購入しクール宅急便で自宅送り。
真鯛は干物にしてもやっぱり淡白で、旨味という点ではキンメの圧勝でした。
ちなみに「沼津ひもの」というのは商標登録されている地域ブランドで、一番のおすすめはアジなんだそうな。
沼津のブランド「沼津ひもの」
アジの干物を買ってこなかったのはかなり失敗した感あり。
訪れたのは支店の方で、後で立体駐車場に戻ると目の前が本店だった。
こちらでキンメの干物と、
”これはうちにしかないです!”
と勧められた真鯛の干物を購入しクール宅急便で自宅送り。
真鯛は干物にしてもやっぱり淡白で、旨味という点ではキンメの圧勝でした。
ちなみに「沼津ひもの」というのは商標登録されている地域ブランドで、一番のおすすめはアジなんだそうな。
沼津のブランド「沼津ひもの」
アジの干物を買ってこなかったのはかなり失敗した感あり。
降り続くみぞれの中、次の目的地へ向かって港八十三番地を後にしたのは2時過ぎだった。
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