B7パサートバリアント クロパサの帰還

2015/12/30

passat Volkswagen パサートヴァリアント 異音 不具合

クリスマスの夜、いつもの担当M氏から自宅に電話。

”フォルクスワーゲンのMです。いつもお世話になっております。”
「ども・・・」
”大変ご迷惑をおかけしております。明日お伺いしてお話しさせていただきたいと思いますがご都合はいかがでしょうか?”
「・・・・、どういう話?」
”はい、今までの経過と今後の対応についてお話させていただきたいと思いまして”

口調からして結局直っていないのではないかと想像した。

「ふむ、何時?」
”9時半でいかがでしょうか?”
「・・・、いいですよ。」
”それでは、お休みのところ早朝で申し訳ありませんが、店長と私でお伺いさせていただきます。」
「あっ、そう。はい、わかりました。」


日曜日の朝イチ、約束の9時半を待ちかねたかのように”ピンポ~ン”とドアチャイムが鳴った。

販売店店長といつもはブルーのジャンパー姿のM氏の二人がビシッと背広にネクタイ姿で我が家のクロパサに乗って現れた。

リビングのテーブルに何やら資料を置いて緊張した面持ちのM氏。

‘取って食やぁしないってぇの・・・‘

店長が今回の対応内容について話し始めた。

「まぁ、よくわからないけど、結局直ったの?直ってないの?」
”できるだけのことをやらせていただきました。結局左のリアサスはすべて部品を交換しました。”
「原因は?」
”これはもう、一つ一つ部品を交換していってもなかなか音が消えないという状態が続きまして。すべての部品を交換しました。下世話な話ですが、部品代は原価ベースで60万円を超えるような状況でして。我々としても精一杯な対応をさせていただいたと思っています。”
「音は?」
”例の場所では相当路面が荒れているということで厳しい面もありますが、通常の走行においては問題ないレベルに仕上がっていると。”
「ピンポイントでここ!っていう音の発生原因はわかっていないってこと?」
”とても沢山の部品で構成されているサスペンションですので、おっしゃる通りこの部品が音の原因というような特定できるデーターを得るには至っていません。”

「フォルクスワーゲン、リアサス コトコト、異音って検索するといろいろ出てくるけど、アッパーマウントから、ショックまで原因はさまざま、検索結果は結構多いよね?」
”今回、アッパーマウントも交換しています。ショックについては原因を切り分けるため、ショックを外した状態で走らせてみました。サスペンションの動きがショックがある時よりも大きくなるので現象を把握しやすいのですが、ショック無しの状態でも例の音は消えないため、ショックは関係ないと判断しました。ですので、ショックは交換していませんが、ハブは交換しています。”
「ほぅ! ハブまで?」
”はい、通常ハブのガタつきの確認は長い鉄パイプでかなりの力をかけて行うんです。そこまでの確認は今回やっていませんが、音の発生源の可能性としてはあり得ますので交換しました。”

ショックが原因でないことは切り分け済み、アッパーマウントもハブも異音の可能性としてあり得る箇所は突っ込みどころが無いように交換済みだという。
何も言うことはない。


自分の一番の不安要素としては、音の原因が特定できていないこと。
次に同じ音が再発した場合、原因が特定できていればそのパーツを交換してもらえば解消できるが、原因が特定できていない以上、今回と同じように次から次とパーツを交換していかなくてはならない。
保証が切れた状況でそういう対応はできるはずもない。
とはいえ、これ以上無理を言って原因究明をしてもらうのは無理だろうという印象だ。
7週間、VGJも巻き込んで原因究明ができなかったのだから・・・


”今回サスペンションパーツの大幅な交換もありましたので、4輪アライメントもしっかりと調整させていただきました。”
「まっすぐ走る?」
(これは重要なチェックポイントなのだ)

”ある意味、新車以上に良い状態になっているのではないかとおもっています。”
「ほぅ!」
”ぶっちゃけ、製造ラインでは1台調整したら10台くらいはそのままの設定で流しちゃうんですね。ですから必ずしも調整がしっかりできているとは言えない事もあり得るんですが、今回しっかり調整させていただきました。私も横に乗って確認しましたがかなり良い状態になっていると思います。”


どうやら、”私、OYAGはかなり厄介でうるさくて面倒な客”というラベリングが行われている印象。


”完成検査のあと、ボディーの表面仕上げとコーティングを施工させてもらっています。小さな傷はほとんど消えてきれいな状態になっています。水洗いだけで大丈夫です!”


確かに、自爆の可能性大な左サイドの横一直性な傷はほとんど目立たないほどに綺麗になっていた。
なにもそこまでやってもらわなくてもいいのだが。
異音の原因究明が最優先なのだ。


左サス
左サス

右サス
右サス

サスは下から覗いてみると左の方が何となく汚れが少ない感じがしないでもない。
原価60万円がどこまでのパーツを含んでいるのかもわからないが、左のパーツの方が汚れが蓄積されていない感じはする、かな?


肝心の音に関しては、年末最終日の月曜日にいつもの仕事の行き帰りの道路を走った限りにおいては異音の発生を確認することはできなかった。
ただ、左と右のパーツのヘタリ具合の違いだろうか、段差を越えた時に時々妙な腰の左右に振れる捻じれ感を感じた。
この動き、ブッシュも含めてリアサスは右と左で劣化度合いが3年の隔たりがある状態なので、もう少し走りこんでアタリが出てからも起こるものなのかを確認する必要がありそうだ。



少なくとも、異音は解消方向で改善の兆しあり。
この状態がいつまで続くのかというのがチェックポイントではある。



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