ディーラーショールームにて |
朝9時にディーラーに到着したのだが開店は9時半。
自分のクルマの直後に走りこんできた担当セールス氏がすぐさま駆け寄ってきた。
”すいません、まだ開いて無くて”
「いいよ、早く来過ぎたからクルマの中で待ってるから。」
”今、清掃中なのでもう少しお待ちください”
「うんうん、それより、この音聞こえる?」
キーを押し込んで、止めていたエンジンを再始動させた。
「キーンって音、聞こえる?」
しばらく耳を済ませてエンジン音を聞いていたセールス氏だったが
”あ、聞こえます。”
「この音、エンジンがかかっている間ずっと鳴ってるんだけど」
”データー取るときに一緒にメカに見させますね”
エンジンルームでアラレちゃんが飛行機走りする時の掛け声は昨年秋あたりから気になるようになりだして、最近音のボリュームが増してきていたのだ。
事前に用意しておいた車検時対応要望の紙をセールス氏に手渡してデーター取りを待つことにした。
紙はDSG不具合の発生状況のメモと気になる音関連の項目をびっしり書き出したものだ。
”今、メカに確認させてます。最初聞こえるかって聞いたら、何も聞こえないって言ってましてね”
「アレだけの音が聞こえないわけ無いじゃん」
”高周波の音って聞こえる人と聞こえない人と居るようでして”
「そりゃ知ってるよ。年寄りになるほど高周波聞こえなくなるって。でもジジィの俺が聞こえるんだからメカの若い子が聞こえないわけ無いじゃん」
”まぁ、人にもよるんですかね。気にしない人は気にならないですし。”
「アレだけの音が聞こえないようじゃ、メカとしてまずいんじゃないの?」
”・・・”
音に関しては何かというと、”気にしない人は気にならない”を連発するセールス氏。
逆説的にお前は気にし過ぎだと言われているようで心地良くない。
”ベルトを外してみたところ音が消えるのを確認しましたので、補機類だと思います。ウォーターポンプかオルタネーターかエアコンのコンプレッサーのどれかが音を出している事は確かです。おそらくウォーターポンプじゃないかと私は推測してますが”
「えっ?そんな作業、今始めちゃったの?!」
”あ、一応確認して交換が必要なら車検前に部品手配しておけるので」
10分程度でデーター取り完了して仕事に行けると思っていたのに誤算だが仕方ない。
更に待つこと30分程、ショールームのウィンドウ越しに店舗の外へ走り出していく自分の黒パサートが目に入った。
「ん?今出てった?」
”DSGのデーターを取るのに2Km程走る事になってまして”
「あ、データーって走りながら取るの?」
”そうです”
「それでもしデーターに何も出なかったらどうなるの? 5月に入ってからだいぶジャダー収まっちゃってる感じなんだけど」
”大丈夫です。ただ、データーを付けてメーカーに交換要求を出さないと交換を認めてもらえないので。それでも交換するとなるとディーラーが費用負担しなきゃならないんです。」
データーはドイツ本国まで行くのだとか。
なんやかんやでショールームで待つこと1時間30分。
”お待たせしました。キーンという音はウォーターポンプで確定です。ウォーターポンプ交換ということになります。
「ふむふむ、メモに書いた他の項目も一応全部対応して欲しいんだからね。燃料ポンプのカチャカチャ音も。」
どうも燃料ポンプの交換については渋っているようだ。
「新車から2年以上何も音がしなかった部品が音を出しているってことは経年劣化が進んでるってことでしょ?」
”そうですね”
「これから1年、2年って更に劣化していったらいずれ壊れるかもしれないじゃん」
”はい”
「保証期間内でこういう状態になっているんだから、ちゃんと対応してよね。」
左後輪付近の軋み音は内装なのか足回りなのか確認に時間がかかりそうだと言う。
足回りの場合、マルチリンクサスなので、1箇所ずつ調整しながら音ので具合を確認しなくてはならないので時間がとてもかかるとのこと。
1週間お預けコースはほぼ確定か。
今度の代車は何だろう?
Up!だけは勘弁してほしいものだ。
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