寒い冬は苦手だけれど、冬眠していたわけでもない。
(まぁそれに近い状況ではあった)
年末の修理あがりでリヤサスの異音問題に一応の決着をみた我が家のパサート、それ以降は特に不具合もなく、”書いてやるっ!”的なモチベーションも無いまま現在に至る。
ま、そんなわけで年に一度のゴールデンウィーク!
10連休としゃれこんではみたものの、連休後半は連日の荒れ模様で思っていたのに比べて半分も動けなかった感じ。
天気予報で夏日、夏日と繰り返された連休前半。
”曇ってるんだけどなぁ~”と首をかしげながらもパサートのアクセルペダルを踏み込んで出かけてみた。
我が家の遠出はいつもノープラン。
連休初日の金曜日は山梨、静岡方面の滝巡りをルーティング。
Googleマップで確定したルートを念のため印刷し、翌朝出発の準備は万端だった筈なんだけど・・・
土曜の早朝、目的地のひとつ、静岡の”安部の大滝”の情報を確認すしていると
「大滝に向かう従来の遊歩道は、橋が一か所通行不能のためご利用いただけなくなっています」
の文字が!
アバウトに目的地を決めたら詳細を確認せずに安心してイッパイやっちゃういつもの悪い癖だ。
さぁそうなると、連休で混雑が予想される富士山周辺(白糸の滝とか)は避けるのが賢明だろうとか。
岐阜だ、福井だとあたふたとマップ検索を繰り返し、結局北へ向かうことにした。
この選択だって冷静に考えれば良いはずはない。
だって5月とはいえ北へ行くほど寒いわけで、目的の滝は凍っている可能性だってある。
そもそも雪道で滝にたどり着けないなんてこともありうるんじゃね?
走り出してからあれこれ文句を並べてはちょっとした小競り合いになるのも我が家流。
ちょっとすっきりしない空模様を上目遣いに眺めつつ最寄りの高速インターから長野道に入り込んで北へ向かって走り出した。
とりあえず初日の目的地は新潟県妙高市にある「惣滝」と「苗名滝」。
アライメント調整をしっかりやり直してもらった愛車パサートは長野道を矢のようにまっすぐ突き進む。
ステアリングの微妙な調整に気を使わなくて済むというのは実に気持ちがいい。
惣滝(そうたき)
惣滝 |
滝壺は見えず、滝の手前に不動明王を祭っている祠のようなものが見えている。
公称落差80m。
水量多く迫力あり。
惣滝2 |
行ける所まで行ってみた。
滝へ向かう道(?)はここまでで前方には崩れ落ちたただの斜面しかない。
左手は落石注意の切り立った崖で右手は川と思われるが雪とも氷ともつかない土を被った白い塊が下流へ続いていてとてもこの上を渡る勇気はない。
滝は滝壺を見てナンボとかいうけれど、遭難の恐れありで滝壺訪問は断念した。
あと一か月もすれば雪も解けて川伝いに滝壺まで行けるのかもしれない。
ちなみに「燕温泉」には無料の露天風呂があるらしい。
”らしい”と書いたのは、滝からの帰り道、すれ違う2組のご夫婦に「河原の湯」に行かれたんですか?と聞かれたため、後で調べてみたから。
混浴と、男女別の2つの露天風呂があるらしい。
次の「苗名滝」へ向かう都合もあり、温泉はパスしたのだが、なかなか人気のある温泉らしく、駐車場に戻ってみると数十台分の駐車場はほぼ満杯になっていた。
周辺にはほかにも幾つか滝があるらしいので、改めて温泉メインで訪れてみたい。
可能ならば暑い夏真っ盛りに滝壺まで行ってマイナスイオンの嵐を浴びてみたい。
苗名滝(なえなたき)
苗名滝 |
駐車場脇には釣り堀があり、ソフトクリームやケーキを出すショップもあって観光客が多め。
観瀑台へのルートは整備されていて歩きやすい。
苗名滝2 |
観瀑台はこの吊り橋を左から右へ渡って滝の方へさらに10~20m歩いた場所にあるのだが、滝までの距離がなんとも遠い。
観瀑台へは向かわず(吊り橋を渡らず)に左側の山道をひたすら滝へ向かって歩いていくと「惣滝」同様に途中で道がなくなっていた。
おそらく途中から川へ降りて岩伝いに滝壺まで行けるのではないかと思うが、心も装備もそこまでの準備はなく、こちらも滝壺は断念した。
公称55m。
滝の幅は広く水量も豊富でなかなか雄大な滝だ。
滝壺はびしょ濡れになること必至と想像する。
こちらも真夏の暑い時期や紅葉の時期に再訪したいものだ。
渋沢温泉
自宅へは戻らず、そのまま群馬方面へ向かうことにした。一路南下して菅平を越え、菅平口で大笹街道から180度左ターンして長野街道へ。
しばらく走ったところで道路右側に「渋沢温泉」という大きな看板が目に入った。
「日帰り温泉」と書かれたのぼりをみて速攻で駐車場に飛び込んだ。
「渋沢温泉」
入浴料は500円で夜8時まで営業。
男女それぞれに内風呂と露天風呂があり、お湯は鉄分イッパイな感じの赤さび色で湯船の底どころか立った状態で自分の膝すら見えないほど色が濃い。
洗い場から浴槽に向けて手すりがあり、その場所には2段ほどステップがあるのだが、足元が全く見えないため慎重に湯船に入り込まなくてはならない。
露天風呂の湯船では浴槽の底からボコッ、ボコッとお湯が沸き出ていて、この音が腹に響いてくる。
源泉かけ流しで湯量は豊富なようだ。
脱衣所、洗い場、浴槽ともに綺麗に整備されていて気持ちがよい。
お湯は、湯当たりせず湯冷めせずでとても心地よい温泉だった。
山田温泉の大湯と甲乙つけがたく、また入りに行きたい!
「道の駅 草津運動茶屋公園」
毎度のことで、今回もパサートで車中泊。翌日は草津の「常布の滝」からスタートの予定で、最寄りの道の駅「草津運動茶屋公園」へ。
夜7時過ぎ、駐車スペースはすでに満杯!!
国道から駐車場へつながる広めのアクセス路にもクルマが連なる中、2台分のスペースを見つけて滑り込んだ。
数分後には背後にもう一台滑り込んできて文字通り満杯。
途中のセブンイレブンで買い込んだPBビールとつまみ各種で車中プチ宴会。
翌日のルートは「常布の滝」~「棚下不動滝」~「吹割の滝」の予定で早めに就寝Zzz
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