パサートヘッドライト交換の代車は黒いゴルフ7

2016/02/11

建国記念日前日の水曜日夜、予定通りパサートのヘッドライト交換のため仕事帰りにディーラーに立ち寄った。


遅い時間にもかかわらず1台分しか空いていないお客様駐車スペースにバックでクルマを入れていると早速担当M氏が店舗から出てきた。

「お待ちしておりました。」
”どもっ”
「先日店長がお伺いさせていただいたときにお話しいただいた車内後部からのきしみ音ですが・・・」
”僕は時間あるから、もしよければ乗って確認してもらった方がいいかな?”
「できればぜひ! 担当のメカニックを呼んできますのでしばらくお待ちいください。」

ほどなく現れた若いメカニックを乗せて普段よく走る道路を3キロほど走行した。

気になる音は全部で4種類。

  1. 段差を乗り越えた時に聞こえるゴソッという単発の音(リヤハッチか)
  2. 段差や荒れた舗装路面でコトコトと連発するプラスチックが当たるような音(カーゴ左パネルあたり)
  3. 荒れた舗装路面で左耳に聞こえてくる連続するガガガガというプラスチックの振動音(ヘッドレスト疑惑濃厚)
  4. ウィンカーレバーを操作したとき、カーブを曲がり終えてウィンカーレバーが戻るときに起きるビョンヨンョン~というプラスチックの振動音(ステアリングポストのプラカバーの共振)
このうち3はいつもの荒れた路面の下り坂で比較的容易に発生。
助手席に座っていたメカニック氏はすかさずベルトを外してシートに後ろ向きに膝立ちし、さらに後席へ移動。
「あぁ、ここですね、ヘッドレスト。何が音を立てているかはわかりませんがこの中ですね。」

1と2は、かろうじて数回耳にすることができて
「なんとなくこんな感じというのはわかりました。前回の足回りの時に後ろの内貼りは全部一度外していますので、もしかすると取り付けの時に爪が折れてしまったとかあるかもしれません。もう一度一通り外して確認しつけなおしてみます。」

4は同乗中には一度も発生しなかったのだが、ステアリングポストのプラスチックカバーを右手で下から軽く叩くとボヨヨンと共振する音を聞いてもらった。
「大体想像つきました。外して確認します。」


ディーラーに帰着してサロンで待つことしばし。
再びM氏がやってきた。

「一通り報告を聞きました。だいたいの確認はできたということですので予定通り対応させていただきます。
”内装の音なので、まぁ暖かくなれば軋みとかも少なくなるし、何が何でも音消してなんて言わないから。”
「はい。それより、リヤサスの音の方はいかがでしょうか?」
”暮れに車持って来てもらって以降、あの音は一度も耳にしていない。”
「・・・・?!」

M氏の表情は”ホントですか”と言わんばかりの疑心暗鬼顔。

”なに?そんなはずはないんだけどみたいな顔してるけど?”
「いえ、年末お伺いしたときにお話しした通り、VGJも巻き込んで私どもとしてはできる限りのことはやったつもりですが、例の場所へもっていって走らせるとどうしても音は出るということで。これが対応できる限界ということでお返ししたわけですが。」
”少なくともいつも走ってた道で普通に聞こえていたあの音が同じ場所で一度も聞こえないから”
「例の場所は走られましたか?」
”いや、あそこはたまたま100%音が出る場所だったからということで。普段走る道じゃないし、わざわざあそこへ行って走って、未だ音が出るじゃん!なんてことを言うつもりはないから。”

だいぶ安心した様子のM氏。

”それより、ステアリング”
「え?」

またM氏の表情が一瞬曇った。

”ステアリング操作のストレス、すごい減ったんだけど。”
「?」
”まっすぐ走るっていうことももちろんだけど、高速コーナリング時のステアリングの安定感もすごくよくなって、切り足したり戻したりってこまめに操舵しなくて良くなった。”
「大きく言って3回調整しました。仮締めして調整して本締めするんですが、ナット締めるとそれで微妙にバランスがズレるというのがありまして。」
”ほぅ!”

「今回3回微調整したんです。通常、スケジュール優先で複数のメカニックが悪い言い方をすると入れ替わりで担当するんですが、アライメントに関しては先ほど同乗したメカニックが専属でずっと対応して微調整して追い込みました。ですので、これを締めるとこれだけズレるという感覚を把握して調整することがでたので、感覚的な微妙な調整ができたかと。」

”へぇ~。新車で納車の時にそういう調整してもらったらクルマの印象もずいぶん違うよねぇ。でも新車でアライメント調整して! なんていきなり言ったら高いお金とられるんじゃないの?”
「いえ、状態にもよりますけど、直進性に問題があるとかハンドリングに問題があればそれは補償範囲内で対応することですから」
”そりゃそうだけど、ステアリングの感じがどうこうとか、俺みたいに感覚的にどうこう言っても対応難しいんじゃないの?”
「そうですねぇ、ある程度数値的なものが出れば対応できますが・・・」

そりゃそうだろう。
でも、感覚的な部分が大きいんだよなぁ。
音とか、ちょっと左にとられる気がするとか、感覚的な話が通じる担当者じゃないとらちがあかない。
機械ってそういうところが難しい。
で、それが大きなストレスの要因になったりする。


”ま、とにかく、リアサスの音は解消したし、ステアリングもよくなった感じだし。ギシギシガタガタは内装のおとだと思うので消えればいいなぁ程度におもってるから、よろしく!”
「なんだか、はじめて良いって言っていただいいたような気がします!」
”えぇ~!良いことは良いって言うし、文句ばっかり言う人じゃないよ、俺”
「はいっ!」
”たぶん、ステアリングの感覚は納車の時より全然良くなってると思う”
「先ほどの担当のメカニックに伝えておきます。彼も喜ぶと思います。」
”よろしく伝えておいて!”


今回の台車 GOLF7
今回の台車 GOLF7
そんなわけで、今回の台車はGOLF7のTrendline。
やっぱり1,200ccエンジンはうるさいし、発進はかったるい。
もう何度も乗ったACCは便利だけれど、ガッとアクセルを踏み込んだ時のタイムラグやエンジン音のうるささは相棒にしたい感、無いなぁ。

自動車評論家絶賛のGolfだけど、音のマネジメントとか全然だめだと思う。
お買い物カーとしては良いかもしれないけれど、長距離ドライビングのお供としては全然役不足。
ほとんどすべての領域で静かに走れるドライビングノイズコントロールは運転ストレスに大きな影響を及ぼすと思っているので、これはダメ。


しかもこのクルマ、コールドスタート時のブレーキの鳴きが尋常ではない。
ディーラー店舗からの乗り出し時に”キィ~~~~~!”って音に思わず苦笑。
”うっ!ブレーキ音、ひどいね””
「申し訳ありません」

見送るM氏の姿をバックミラーで見つつ、うちのクロパサの音は何とかしてね、と心に呟いた。


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