パスワードを忘れた!
エライコッチャです。
パスワードを忘れました。思い出そうといくら頑張っても思い出せないのです。6桁か8桁の数字だけのパスワードだったはずなのですが・・・
これは老いのせいではなく、アレな感じがします、ヤバイョ!
どこかのサイトのログインパスワードとかの単純な話ではありません。
ユーザーIDとパスワードを一括登録しているパスワード管理ソフトの”KeePass”を起動する時に入力しなくてはいけない”マスターパスワード”を忘れてしまったのです。
メインPCのWindowsは、再起動が必要になるような大きな更新がかかった時や、システム全体の動作が異常に遅くなってきたような場合を除いて再起動させることはなく、使わないときはシャットダウンではなく休止を選択しています。
PC起動後は各種ブラウザなどの常用ソフトと一緒にKeePassもスタートさせていて、休止からの復帰時にはKeePass起動時のパスワードを再要求しない設定にしています。
これにより、PCを再起動しない限りKeePassはいつでも使える状態を続けているので、マスターパスワードを入力する頻度はかなり低めではあります。
とは言え、Windowsのバージョンを”25H2”から”26H2”にアップしたのが10月7日なので、最後にKeePassのマスターキーワードを入力して起動させてからまだ1週間程しか経っていません。
記憶にある数字をあれこれ試してみましたが関門突破できません。
もしもの時のための紙のメモ書きなどは残していません。
明日になれば何事もなかったように思い出すだろうから一旦”忘れた”ことを忘れて別のことをしよう!そう思っても気になってしまって頭から離れません。
銀行口座や証券口座を始め各種インターネットサービスのIDとパスワードを全部放り込んでいて、紙の記録は一切保管していません。
Webサイトはブラウザのパスワード管理機能とパスキーを併用しているので、通常のログイン処理はさしあたって支障がないのですが、銀行や証券の口座でのログイン後の取引で要求される”取引パスワード”は安全のために利用する都度KeePassからコピー&ペーストで入力するようにしていたため、一部で振込や売買ができなくなってしまいます。
これは痛い!!
大事なパスワードを管理するためのソフトですから、その起動のためのマスターパスワードが簡単に解析できてしまっては意味がないので、保存したデータベースやソフトの環境から掘り出すことなど出来るはずもありません。
気が滅入るばかりです・・・
その手があったか!
結局”忘れた”ことを忘れることができず悩むこと30分。
まだ、私の頭は腐り切っていないようです。
閃きました!
KeePassのデータベースファイルはクラウド保管でスマホと共有しています。
スマホにもKeePassDroidというKeePass類似のアプリを入れています。
この共有データベースをPCとスマホの両方で扱えるようにしているので、どちらからでも登録済みのサイトのIDとパスワードをKeePassのデータベースからコピペしてログインできるようにしています。
そして、なんとラッキーな事にスマホのKeePassDroidは生体認証で起動できるように設定しているので、マスターパスワードの入力が不要です!!
やりました!
スマホでKeePassDroidを生体認証起動して共有パスワードデータベースを開くことができました。
スマホからPCへコピー&ペースト
スマホからPCへ、1アカウントずつIDとパスワードをコピーすることができます!
この際なので、PCのアプリをKeePassからKeePassXCに変えることにして、新しいデータベースをクラウド上に作成しました。
どのアカウントもそれぞれのサイトで可能な限り長いパスワードをランダム設定しているので、ほとんど20文字以上の英数字記号で構成されています。
この強烈に長くてランダムなパスワードをスマホの画面を見ながらPCで手入力するのは容易ではありません。
O(オー)と0(ゼロ)とかI(アイ)とl(エル)とかベースフォントでは見分けがつけづらいので難儀です。
SCRCPYの活用
私はAndroidスマホをPCから操作するためにSCRCPYというソフトをPCに入れています。
SCRCPYのインストールと使用方法については以下の”K本的に無料ソフト”さんの記事が詳しいので、使ってみたい方は参考にされると良いでしょう。
「Android 端末の画面を、パソコン上にミラーリング&操作できるようにする!「scrcpy」。」
以下の画面のような感じでスマホの画面をPC上で操作したり、スマホの画面のスクリーンショットを撮ったり(Alt+PrintScrn)することができます。
私の
「PixelカメラのUTC問題による写真整理トラブルをMacroDroidで解決する設定手順」
や
「MacroDroidによるスマホ写真整理の自動化に通知とバイブレーションを追加」
の記事に貼ってあるスマホの画面はスマホでのスクリーンショットではなく、PCでSCRCPYの画面をスクリーンショットしたものです。
画像左上に緑のDroidアイコンと”Pixel 10”という文字が表示されているスクリーンショットは全部この方式で撮ったものです。
SCRCPYはスマホとPCのクリップボードを共有することができます。
これを活用して、スマホのKeePassDroidで任意のサイトのアカウントをタップして開き、パスワードをコピーし、PC側でペースト(Ctrl+V)を実行することで目的のサイトのパスワードをPC上で貼り付けすることができます。IDやその他の付加情報もスマホ側でコピーできればPCにペーストすることができます。
これで、スマホ上で情報を目視確認しながらPC上で間違えないよう慎重に手打ちするという作業は不要で、バシバシコピー&ペーストでアカウント情報をコピーできます。
難点は、SCRCPYのセキュリティーに配慮した動作の影響で、KeePassDroidのアカウントリストから任意のアカウントをタップした瞬間にSCRCPYの画面が真っ黒になってしまうことです。これはスマホでクレジットカードの情報を表示してスクリーンショットを撮ると真っ黒なスクリーンショットしか撮れないのと同様の動作です。
ただ、ミラーリングしている画面が真っ黒になるだけで、スマホ本体の画面は通常通り表示されます。
アカウントリストから任意のアカウントをタップするまでの作業はPC側からマウス操作で行えますが、タップして表示された(SCRCPY画面は真っ黒)画面で”ユーザ名をコピー”や”パスワードをコピー”をタップするのはスマホ画面から直接行わなければならないのがひと手間余計になりますが仕方ありません。
”ユーザ名をコピー”や”パスワードをコピー”をタップした時に表示されるメッセージはSCRCPY側でも見ることができます。
これでクリップボードに貼り付けられたことは確認できるので、後はPC側で貼り付け(Ctrl+V)処理をすれば一丁上がりです。
PCソフトをKeePassXCへ変更
今回KeePassではなく、KeePassXCというオープンソースのソフトに変更しました。
GoogleAIによるKeePassとKeePassXCの比較は以下のとおりです。
| 項目 | KeePass(オリジナル版) | KeePassXC |
|---|---|---|
| 主な対応OS | Windows(Linux/MacはMono等が必要) | Windows、macOS、Linux(ネイティブ対応) |
| 画面デザイン | 伝統的なWindowsアプリ風 | モダンで見やすいデザイン |
| ブラウザ連携 | プラグインの導入が必要 | ブラウザ拡張機能が標準で統合済み |
| 標準機能(TOTP等) | 2段階認証(TOTP)などにプラグインが必要 | TOTP、SSHエージェント、Windows Hello連携などが標準装備 |
| 拡張性 | 豊富なプラグインで高度なカスタマイズが可能 | プラグイン非対応(その分機能がまとまっている) |
| 開発ペース | 比較的ゆっくり | 活発(新機能やパスキー対応も早い) |
怪我の功名
金融系やセキュリティー系、ショッピング系のアカウント情報はPC側のパスワードデータベースにコピペすることができました。
もう何年も使わずに廃れているアカウントのデータがたくさん残っていたので、取捨選択してコピー&ペーストをすることで、不要なアカウント情報をだいぶ削減することができました。
そしてなにより、今回新しく使用するKeePassXCのマスターパスワードは紙に書いて保管することにしました。
これは銀行、証券、クレジットカードなどの金融情報をまとめて、万が一の時に開いてもらうファイルに保存することにしました。
これとPCのログインパスワードが分かれば、私の全口座のアクセスやクレジットカードの解約などがスムーズに進むと思っています。
まぁ、今回のアカウントデータベース同様、使わずに休眠状態になっている口座などは早めに断捨離しなきゃですけどね(笑)。
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