後輪2輪脱落事故
長野県長野市の県道で走行中の車のタイヤが2輪とも外れて、道路脇にいた複数の人にぶつかってけがをするという事故が起きました。
【テレビ信州ニュース】
脱輪による事故というと、先日も【脱輪で女児にタイヤ直撃 2被告に有罪判決 1年半経過も意識戻らず】というニュースが放送されたばかりです。
こちらの事故はホイールスペーサーを使うことによりホイールナットの締め込みが不十分になる可能性があったのに十分な確認が行われなかったための事故だと思います。
春先や初冬の時期にはクルマの所有者が自分でタイヤ交換をして、ホイールナットの不適切な締め方によってホイールボルトの破断やホイールナット外れの脱輪事故も毎年複数起きています。
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タイヤ交換 |
ネットでも、ホイールレンチに全体重をかけてナットを締めている画像が定期的に投稿されているのをよく見かけます。
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全体重をかけてホイールレンチを締める様子 |
締めてるんだか緩めているんだかわかりませんが、両足をホイールレンチに乗せて全体重でユッサユッサしている動画の切り取りです。
実はこれ、子供の頃に自分の親父が普通にやっていました。
それを見て育った私も若い頃はレンチを足で踏んづけて力いっぱい締めるということは普通にやっていました。
”若い頃は”です。
いや、最近でもご近所のじさまがこれほどではないものの、足で何度もレンチを蹴り下げるようにしている光景は目にします。
ナットと鉄チンホイールがこすれ合って軋む”ギャンッ、ギャンッ”という独特な音が鳴り響くので、”あぁまたやってるんだ”と気が付きます。
時にホイールレンチが外れて下のコンクリートにぶち当たって”カコ~ン”と大きな音を立てることも有ります。
そんな音が聞こえるたびに”ダメだよ、それやっちゃぁ”とひとりツッコミをしています。
長野の事故は?
昨日のニュースで”外れたタイヤにナットが付いたまま”だったと伝えられていて、どういうコッチャ?!と思ったのですが、今朝ニュースの画像を見て納得しました。
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タイヤが外れた跡 |
最近車検を受けたということですから、もうこれ完全に整備不調ですね。
ブレーキシューがむき出しになっていてドラムカバーがありません。
ホイールボルトが付いているドラムカバーごとタイヤが外れたんでしょう。
それなら、”外れたタイヤにナットが付いたまま”は納得です。
軽自動車で比較的小さいタイヤだったのかなとは思いますが、2輪も外れてヒトに当たったにも関わらず4人の方が軽症で済んだというのは、本当に不幸中の幸いだったと思います。
ムチ打ちみたいな後遺症が無いと良いですね。
それにしても、こんな整備されたらと思うとゾッとします。
ディーラーなのか町工場なのかわかりませんが、これは業務停止レベルじゃないですかね。
再発防止策や整備マニュアルの見直しなどの行政処分は行われるのでしょうか、気になります。
私も赤ボルでステアリングのセンター出し調整整備を依頼した後クラクションを鳴らしたら鳴り止まなくなってエンジン切ってホーンのヒューズを外したとか、クロパサでステアリングラック交換後にまっすぐ走らなくなったりというディーラー整備の不良を何度も経験しています。
【パサートステアリングラック交換後でブチ切れMAX!!】
レベルの低い整備や、まともな完成検査ができないのはホントに困ったものです。
それにしても脱輪は死傷事故に繋がりかねないだけに怖さのレベルは桁違いですね。
私はこのところまた自分でタイヤ交換をするようになりましたが、トルクレンチは必ず使うようにしています。
交換後に数キロ走って締め直し確認を行い、50~60キロ走ったらもう一度締め直し確認をします。
そして常に安全運転を心がけたいと思う今日このごろ・・・
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